昔と違って現代では、ネット上で無料のたくさんの英語に触れることが可能です。
CD付きの本を買わなくても、自分の好みに合った内容の英語をいくらでも探せますので、お金も掛けずに楽しみながら英語を学ぶことができます。
こんな便利ツール、利用する他ありません! こちらではYouTubeとTEDをご紹介します。
◇YouTube
超有名動画サイト。 音楽やお笑い動画ばかり見ていませんか?笑
日本ではここ数年、YouTuberに関する話題が絶えませんが、海外でもYouTuberは沢山活躍されています。
その中でも、しゃべり系(?)YouTuberを見つけると、簡単に英語を聞くことができちゃいます!
幾つかおススメのチャンネルをご紹介します。
アニメーションで科学を分かりやすく解説するチャンネルです。
科学、と言っても、学校で学ぶような堅苦しい内容ではなく、
「もし身体から骨がなくなったらどうなるの?」「日の光を浴びずに生きたらどうなるの?」
といった「もし」の科学から、
「今じゃ信じられない1950年代の科学的通説」「こうして地球は平らじゃないと分かった」
まで、トリビアのようなわくわくする内容が多めです。
イラストが可愛いのと、声がクセになるのもポイントです。笑
こちらはイケイケのYouTuberが、ファストファッションや身だしなみについて紹介するチャンネルです。
リンク先でお顔をチェックしてもらうと一目瞭然なんですが、カッコ良いんですよね、とても。
チャラそうでもありますが
「スーツのシャツはこうすると見栄えが良くなる!」「おしゃれなヘアスタイルの作り方」
などなど、案外役立つ内容も多くあります。
ありとあらゆる分野のTop10動画を配信しているチャンネル。
例えば、
「馬鹿馬鹿しいスポーツマスコットの場面Top10」「アニメオタクのためのカートゥーンTop10」
「一人で観てはいけない映画Top10」などなど。
音楽のランキングも充実しており、歌手・バンド名で検索すると、
「○○の曲Top10」とファンにはたまらない動画も沢山あります。
WatchMojoの恐ろしいのは異常な更新頻度。「毎日配信します!」とうたいながら、
毎日4, 5本の動画をアップロード......どうやってこんなに効率良くお仕事を......笑
実はYoutubeにもある、TEDのチャンネル。
名前の通り、教育向けに作成されたアニメーションビデオを公開しています。
内容はLife Nogginのように興味深い科学寄りのテーマが多いです。
一つひとつが5分前後と短いため、気軽に観られます。
「あらゆる物事の状態を早める練習の方法」
「カフェインはどのようにして私達を覚醒させるのか?」
「どうして猫は奇妙な振る舞いをするの?」などなど。興味を惹かれるタイトルばかり!
さすがTED、アニメーションがどれもおしゃれです。
動画によって担当者も異なるため、どれだけ観ても飽きることがありません。
更新頻度も割と高めです。
◇TED
膨大な量の講演がアップロードされている、言わずと知れたサイトです。
皆さんの専門などに沿った講演を観るのももちろん素晴らしいことですが、
様々な分野に当たってみるのもまた素敵なことです。
僕の好きな、英語が聞き取りやすくて面白い講演を紹介したいと思います。
・Euna Lee: What I learned as a prisoner in North Korea
北朝鮮と中国の国境付近を取材している最中、北朝鮮兵に捕らわれた記者が語る講演。
国同士の関係から、その国民性まで判断しがちなものですが、
どんな国に住んでいても、人間であることは変わりないんだな、と学べる名講演です。
・Hyeonseo Lee: My escape from North Korea
こちらの動画は、脱北者の女性による講演。
冒頭で語られる北朝鮮での生活の様子に大変ショックを受けました。
北朝鮮で暮らす一般市民の方々の生活は、予想以上に苦しいもののようです。
国から逃げること、逃げたいって思うような生活って何なんだろう、と深く考えずにはいられません。
・Kio Stark: Why you should talk to strangers
天神や都市部では、たくさんの人々とすれ違いますが、
そのほとんどの人と一言も口を利かないのは奇妙なことなのかもしれません。
この講演では、挨拶や簡単な話題を見知らぬ人へ敢えて投げかけることによって、
今までなかった素晴らしい繋がりや生き方が見つかるかも、という内容です。
・Oscar Schwartz: Can a computer write poetry?
タイトルから惹かれませんか?今流行りの「コンピュータvs人間」文学篇です。
講演では、2つの詩の組がポンと出てきて、「どちらが人間の書いたものでしょう?」
というドキドキの問題が出されます。
初めの数問こそ分かるんですが、段々と難しくなっていき、最後の問題はもう判断がつきません。笑
詩って何、コンピュータのできることって何、と哲学っぽい問いもある講演。
・Rupal Patel: Synthetic voices, as unique as fingerprints
僕の最も好きな講演の一つです。
口から言葉を発せられない人々が他人とコミュニケーションをとる際、
音声読み上げデバイスを使用することがあるんですが、
その機械的で無機質な声がその人の容姿とマッチすることはほとんどありません。
誰もが自分らしい固有の音色を持っており、このことは発話できない人にとっても当然当てはまる、
という素晴らしい考えの元、一人ひとりに合った音を発するデバイスの作製を進めている女性の講演です。
技術の面でも目を瞠るものが多く、何度観ても飽きない貴重な講演です。
次ページ