お堅い？難しい？そんなことない！アートの世界: 中級編「もっとアートを身近に感じよう」

はじめに

• 「アート」ってどんなイメージですか？
• 私がなぜ、アートに興味を持ってもらいたいのか

初級編「美術館ってどんなところ？」

• 展覧会を楽しむ
• 展示室以外を楽しむ
• 関連書籍

中級編「もっとアートを身近に感じよう」

• 身の回りにアートを取り入れる
• アート関連の本を読む

上級編「違う視点で展示を見る」

• 作品を「商品」として見る
• 「学芸員」の視点で見る
• 関連書籍

おわりに

• ここまで読んでくださった皆さんへ

身の回りにアートを取り入れると言っても、実際に芸術作品を購入するわけではありません。（筆者はいつか購入したいと思っていますが、なにせ高額ですからね。そう簡単には出来ないのが現実です(泣)）ファッションや身の回りの小物に好きな作品・美術館のグッズを取り入れると、ふとした時に目に入って少しウキウキした気分になるのでオススメです。いくつか私が実際に使っているグッズを紹介します。こんなものも売ってあるんだ～くらいの気持ちで見てもらえると嬉しいです！

①ガジェット周り

こちらは本当に便利ですし、日常で触る機会も多いのでオススメです。私はスマホケース（フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』／楽天で購入）とケーブルバンド（モネの『睡蓮』／展覧会グッズ）を使っています。特にスマホケースは人目に触れる機会が多く、初めて知り合った人との会話の糸口にもしやすいなと思います。いつも好きな作品や画家の名前とスマートフォンの機種名で検索して購入しています。過去には、クリムトの『接吻』やルノワールの『イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢』のケースを使っていました。

②ファッション関係

私は、見に行く展覧会にちなんだ画家のグッズを身につけて出かけることが多いです。そうすると、出かける前から気分が上がりますし、自分もその展覧会の一部に溶け込んだ気持ちになることが出来ます。例えば、ゴッホの展覧会に行くときには、Tシャツ（ゴッホの『星月夜』／UNIQLOで購入）と靴下（ゴッホの『ローヌ川の星月夜』／頂き物）を身に付けて行きました。感覚で言うと、アイドルのライブに行く際に推しのメンバーカラーのアイテムを身につけるのと同じ感じです。

最近よく絵画がプリントされたTシャツが販売されているのを目にしますが、特にUNIQLOだと海外の美術館とのコラボ商品がお安く購入出来るので毎シーズン買い足してしまいます。。。

③その他小物

展覧会や美術館のグッズで良く購入してしまうのが小物系です。メモ帳やポーチ、トートバッグなど、価格もそんなに高くないので、ついつい手が伸びていくつも集めてしまいがちです。これらは各美術館・各展覧会ほぼ確実に販売されているので、ぜひ皆さんが実際に展覧会会場に足を運んでグッズを見てみてくださいね！

美術館に行く前に本を読んで情報をインプットし、行った後で本を読みながらふりかえることで、作品を見ているときの考えが深くなったり美術館に行った思い出がより特別なものに感じられたりします。ひとえに「アート関連の本」といっても、画家の人生について書かれた本や美術の歴史の本など、その種類は多岐にわたりますが、今回は比較的手に取りやすい3ジャンルの書籍をご紹介します。

展覧会図録

展覧会図録というのは、展覧会で展示されていた作品の写真とその作品についての説明が掲載されている本です。装丁が美しいものも多く、単に見ているだけでもわくわくした気持ちになれます。自分で購入するにはまあまあお高いですが、九大図書館には図録が数多く所蔵してあるので存分に活用してください！「美術館に行ってみたいけど、自分がどのジャンルに興味があるか分からない。わざわざお金と時間を使って美術館に行くから展覧会選びを失敗したくない。」という人は、まずは図録をパラパラとめくってみて、自分が好きな雰囲気の作品や展覧会のジャンルを探してみることをオススメします。

雑誌

展覧会や画家の情報をまとめた雑誌は、情報が分かりやすくまとめられていて手に取りやすいと思います。また、写真やイラストも多いので、視覚的に情報をインプット出来てオススメです。

アート小説

聞き馴染みのない言葉だと思います。アート作品や画家を題材とした小説で、史実とは異なる部分が含まれていることもあります。ですが、読んでいると想像が膨らんで、小説に出てきた画家の作品を実際に展覧会で見る際にも普段よりユニークな考え方が出来るような気がします。