九州大学の1~3年生のみなさん、卒論ってイメージできていますか?そんなことまだ考えたことも無いよ・・・という方もいれば、がんばりたいけど・・・長い文章など書いたこと無いし・・・と漠然とした不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
「私の卒論ができるまで」シリーズでは、本学の大学院生である図書館TA(Cuter)が、学部時代に卒業論文にどのように取り組んだか語ってくれます。備えあれば憂いなし。先輩の様々な事例を参考にして、準備を進めましょう。
初めまして!
2024年より医学図書館Cuterとなりました、石川千絵里 です。
〇現在の所属 :医学系学府保健学専攻助産学コース1年
〇学部時代の所属 :医学部保健学科看護学専攻
九州大学の保健学科看護学専攻を卒業し、ストレートで大学院に進学しました。2024年度3月に看護師国家試験を受験したので、看護師免許も持っています(まだ臨床には活かせていませんが)。
現在は保健学専攻の助産学コースに所属しており、助産師になるための勉強と、修士論文のための研究に励んでいます。助産学専門科目では、妊娠期・分娩期・産褥期(さんじょくき;出産後6~8週間程度の時期)・新生児期のそれぞれについて、講義や演習を通して学んでいます。妊婦健診時に観察すべきポイントや妊婦さんに伝えるべきこと、分娩時の赤ちゃんの取り上げ方…などなど、覚えることがたくさんあって大変ですが、興味ある分野についてしっかり学べて楽しいです。この前は沐浴の演習をしましたが、ベビー人形に癒されました笑。
看護研究では、修士論文執筆に向けて、自分の関心領域の先行研究を調べ、整理している段階です。その他、研究方法論の講義があり、研究デザイン毎の特徴や利点・欠点、研究を行うにあたっての倫理的配慮などについて学んでいます。また、助産学専門科目においても、過去の研究に基づいたガイドラインを使うことが大事だと教わり(EBM=Evidence-Based MedicineやEBN=Evidence-Based Nursingと言われます)、これまでの看護研究の積み重ねによって今の医療・看護があることを実感しています。
助産の勉強と研究両方に取り組まないといけないので、正直、めちゃめちゃ忙しい!!です…笑。課題に追われる日々ですが、自分が興味ある分野の勉強なので、忙しくも充実した日々を過ごしています。グループワークも多いので、同学年のみんなと話し合いながら作業して、お互いに知識を補完し合ったり、アドバイスしたりしながら進めることで、刺激をもらっています。9月末からは臨地実習が始まるので、それまでにしっかりと知識を入れて技術を身につけること、しっかり研究にも向き合うことを目標に、頑張っています。