九大図書館にあるおすすめ本紹介します！（2016年）: 第3回プレゼン・学会ポスターのコツ

プレゼン中「なんだか伝わってないな」「なんだか盛り下がってるな」と感じたことはありませんか？
その原因は自分の「目線」と相手（聞き手）の「目線」を一致できていないから。
社交的でなくとも、話すのが得意でなくとも、相手の心を動かすためのコツがとてもわかりやすく書かれてあります。

プレゼンは解説・説明することだと思っている人が多いかもしれません。しかしこの本を読めば違うということがわかります。プレゼンは自分（研究）を売り込む、知ってもらう、「依頼行為」。そんなプレゼンの目標から、本番前のトレーニング・アイスブレイク、そして本番での魅せ方などの実践的な練習方法もたっぷり紹介。どんな状況でも役に立つプレゼンスキルを身につけませんか。

演題募集からテーマを選ぶ？スライド作成のコツの「お・も・て・な・し」って？学会発表のテーマの選び方で困っている、スライド作成のコツを知りたい人必見です。本書を読んで楽しく学会発表できるようになりましょう！
本書で使われている著名人の名言・流行語や「普通車をグリーン車にする方法」などのコラムでクスリと笑わせる著者のセンスも抜群です。

今話題のシンプルプレゼン。しかし医学系研究者である自分がいざやってみようとなると、どうすれば良いのか、こんなにシンプルで本当に大丈夫かと不安になっていませんか？しかし大丈夫です。実際に医師である著者が、医師の立場から研究発表でのスライド作成法を体験談と共に紹介。良い例だけでなく悪い例も一緒に紹介してくれているのでどのように改善していけば良いかが分かりやすい。

日本大学歯学部で長年医学英語を教えている著者が、学会発表の第一声から質疑応答、締めの挨拶まで、あらゆるフレーズをキーポイントと共に示しています。
座長や懇親会進行役のためのフレーズもあるので、この本を完コピすればOK！
ポスター発表に特化した姉妹本もあります。こちらもおすすめです。

海外の研究者はなぜか皆プレゼンが上手いと感じたことはありませんか？
それは文化や気質の違いではありません。大学できちんと訓練を受けているかいないかの差です。
この本は、長年アメリカの大学院生のバイブルとされてきたベストセラー。チェックリストつきなので、読了後このとおりに準備すれば、あなたの発表もネイティブ仕様に！

プレゼンが上手くいかないあなた。プレゼンができるかどうかは才能ではありません。本書では、失敗せず恥をかかずにプレゼンができる方法をきわめて簡単な理屈に基づいた科学・理論として学べ、すぐに上達していきます。
初めての人、何度発表しても上手くできなかった人におすすめです。

プレゼンでのメッセージ伝達力を向上させるために、PowerPointを使った研究発表に特化したスライドデザインの本。実際に大学院生・研究者が作成したスライドを使用し、改善までプロセス込みで解説しているので、応用が効きやすい。
ポスター作成については同著者の『学生・研究者のための伝わる!学会ポスターのデザイン術 : ポスター発表を成功に導くプレゼン手法』もおすすめ。

もちろん中身が一番大事だけれど、正しくデザインできてなければ、思いは伝わりません。
デザインの機能を整理し、資料作成に役立つものを抽出したプレゼンのためのデザイン指南書。
特に最後の8章（ビフォーアフター）は必見！ちょっとしたデザインの力でスライドがこんなに変わるのか！と驚きます。

スライドだけでなく、WordやExcelを使った配付資料などプレゼンで利用される“通る”資料作りのノウハウ本。一見、企業・社会人向けかと思うかもしれませんが、上手なデータ利用法・伝えるポイント・文章作成・構成・ビジュアルなど、研究者のみなさんも活用できる情報が満載です。
すぐにでも実践できる、巻末資料「このまま使えるプロの必勝テクニック！」も必読ですよ。