「とりあえずやらなきゃいけないことはわかった。それ以外には
何をすればいいの?」と思っているそこのあなた。
このページでは、私が学部1年から入試直前までを振り返り、
「これはやっておいて得したなぁ…。他の学生にも残しておこう」と
考えたことを取り上げています。
このガイドの内容を日頃の講義などでもちょっと意識して行動してみると
大学院入試への合格や充実した大学生活が得られるかもしれません。
「おっ面白そうだな」と何気なく受けた講義が自分の視野を広げ、今後の研究を充実させてくれるかもしれません。
私は学部1年の時に「バイオエシックス」という生命倫理を取り扱う講義を、医学部や21世紀プログラムの学生にまじって
芸術工学部の学生たった1人で受講していました。
ヒトを対象に研究を行う際に気をつけるべきこと、
生命倫理に反する行為が行われた事例の数々、
「健康」はどういう状態をさすのか…
幅広い切り口から生命倫理について考えたことは、「色覚」という倫理的にデリケートなトピックを扱う上での
重要な視点の形成につながっています。
また、学部2年の時に箱崎まで赴いて受講した「認知心理学」という高年次基幹教育科目で読んだ論文が、
進路決定にかなり大きくかかわったと思います。
友人や知り合いがいない講義を受講することは勇気がいりますが、思い切って飛び込んでみましょう。
そこには思わぬ発見や、今まで経験したことのない視野が広がっています。
●大学院へ進学する意志を早めに固める
私は学部2年の後期には「私は大学院に進学する!」と決めていました。
「ちょっと早すぎるんじゃないの?」と思うかもしれませんが、今思えばこれくらいの早さで
ちょうどよかったのではないかと考えています。
最近は就職活動の解禁がどんどん早くなっています。2020年度からは、大学入学即就活という状況になる可能性もあります。
そのような状況では、学部3年生になった時にのんびりと
「あ〜就活しようかな〜それとも院進しようかな〜」と考えていられなくなるのではないでしょうか。
就職か進学、どちらか一方にしっかりと軸足をおいて行動しましょう。
そうでないと、進学に対する覚悟も決まらず、進学も諦めきれずに
「内定も取れないよ〜。試験勉強も進まないよ〜」という最悪の状態になりかねません。
●早め早めに行動する
上の項目とも関係してきますが、早め早めに行動しておいて悪いことはありません。
研究室訪問を早めにしておき、じっくり研究計画や進路について希望する研究室の先生と話し合うことで、
今後の研究に対するモチベーションも上がります。
また、院試の勉強も早めにしておくと、より確実に点数を取れる科目が増やせます。
直前になって慌てるよりも、事前にしっかりと対策をしておいたほうが不安も和らぎ、
試験当日も落ち着いて問題に取り組むことができ、合格にぐっと近づきます。