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★音響生が解説!立体音響ってなに?: はじめに

音響設計学科を卒業して、現在修士課程にいるCuterが立体音響について解説します!

はじめに

■ Welcome to 立体音響

 

「立体音響って名前は耳にしたことがあるけど、そもそもどういうものなんだろう?」、「イヤホンやスピーカーから音が出るけど、それとどう違うの?」、「なんとなく胡散臭いぞ」と思われる方は多いと思います。

少し知識をお持ちだと「なんとなくスピーカーとかたくさん使いそう」、「映画館ですごく臨場感がある音を聞いたことがあるよ」という方もいらっしゃるかもしれません。

 

 近年、映像の解像度(鮮明さ)が格段に上がっていることに加えて、ヘッドマウントディスプレイやホログラムの開発が進んできたことで、 VR(Virtual Reality:仮想現実)やAR(Augumented Reality:拡張現実)という言葉を目や耳にすることが多くなりました。これは映像を見ている人が、あたかも流れている映像の中にいるような感覚になれることを目指した技術です。それに伴って、映像だけでなく音もリアルさが増すといいよねということで、立体音響にも注目が集まっています。

 

このガイドを通して、立体音響初心者から上級者の方まで、立体音響の魅力をお伝えすることができればいいなと思っています。

 

 (写真は芸術工学部音響設計学科にあるフラーレンマイクと呼ばれる80個のマイクアレイと、音積木と呼ばれる48個のスピーカアレイです。真ん中にあるサッカーボールのような球体がマイクアレイで、その節々に小さなマイクが埋め込まれています。その周りにあるブロックがスピーカアレイでリスナーを360度囲むように設置されます。マイクアレイで録音した80個の音に特殊な信号処理を施して、48個のスピーカから音を再生します。)

>>次へ(立体音響って?)

Subject Guide

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星加 慧
連絡先:
本ガイドは図書館TA(Cuter)として勤務した際に作成したものです。

勤務期間 :2016年4月~2017年3月
当時の身分:大学院生(修士課程)
当時の所属:九州大学大学院芸術工学府芸術工学専攻