データを解析して仮説に対する答えが得られたら、
最後にそれを論文としてまとめていきます。
仕事や卒業研究の一環で動物の行動を研究した場合は、
その成果として論文を書かなければならないでしょう。
そうでない(趣味で行っている)場合でも、やはり論文にまとめることは大切です。
主な理由としては
・ 論文を書く過程で自身の研究をより深く理解できるため
・ 自身の研究内容を発展させた、より面白い研究の糧になるため
・ 観察や実験で迷惑をかけた動物に、同じような疑問で再度迷惑をかけないため
ということが挙げられます。
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科学的探究を通して分かった出来事を文章にまとめる際には、
「IMRaD」と呼ばれる型に従って書くことが多いです。
「IMRaD」とは、
・Introduction(緒言):どういう背景でどんな問題に取り組んだのか
・Materials & Methods(材料と方法):
どんな生き物を対象にどのような方法で観察・実験をしたか
・Results(結果):観察・実験をして何が得られたか
・Discussion(考察):観察・実験をして得られたことから何が分かるか
の頭文字をとったものです(aはandのa)
この「IMRaD」に従った書き方については以下の文献が参考になります。
面白いアニメやゲーム、ドラマを知った時に他の人に教えたくなるのと同じで、
観察や実験を通して面白い発見をしたら、人に教えたくなるものです。
そのような場として、様々な学会が年に1回のペースで大会を開いています。
学会では論文になる前の研究成果を発表できるため、他の研究者から様々な意見をもらい、
自身の研究をより発展させる場として活用できます。
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