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はじめてのGIS: GISを使うためには?

目 次

GISとは

GISがどういったものか,実に簡単に紹介したいと思います。

・土地利用の分析

GISを使って土地利用の変遷について調べてみましょう。

地形と地質

地形と地質の分布を比較して,その関係について考察してみましょう。

社会・経済

国勢調査の結果をもとに,人口の分布とその密度を見てみましょう。

・GISを使うためには?

実際にGISを使うために必要なソフトウェアについて簡単に紹介します。

Contents

 ここまで、GISを利用した研究やサービスなどを紹介してきましたが、実際にGISを使うためにはどうしたらいいのでしょう?

 昔は、そもそもコンピューターそのものが高価であったり、ソフトウェアもCUIであったり、データの規格もバラバラであったりと、実際にGISを使用するにはさまざまなハードルがあったそうです。現在では、大学生でPCを触ったことのないという人はほとんどいないでしょうし、ソフトウェアのGUIも進化し、さまざまなデータが利用しやすい形で入手することが出来ます。ここでは、代表的なソフトウェアを簡単に説明していきたいと思います。

ArcGIS

esri社が開発・販売をしている商用GISソフトウェアで、世界でトップシェアを誇ります。データの作成・管理、空間解析、地図の作製などに強力な機能を多数備えており、ヘルプやサポートも充実しています。が非常に高価で個人で使用するのはあまり現実的ではないかもしれません。

QGIS(Quantum GIS)


様々なプラットフォームで動作するフリーソフトのGISです。オープンソースのソフトウェアでありC++やPythonなどによる拡張も可能。GISとしての機能も充実しており、様々な国や教育機関でも利用されています。

GRASS GIS


こちらもマルチプラットフォームかつフリーなGISソフトウェア。QGISとの互換性が高いそうです。

 このように商用ソフトウェアからフリーなソフトウェアまで、さまざまなGISソフトウェアがあります。自分に必要な機能、PCスペックやインターネットの環境などを考慮して使用するソフトウェアを選びましょう。

 残念なことに、GISというソフトウェアに関してはいわゆる入門書のようなものはあまり出版されておらず(筆者が知らないだけかもしれません)、どちらかというとインターネット上の教材で学ぶことが多いかもしれません。

 以上で簡単ですがGISについてのガイドを終わりたいと思います。このガイドを通してGISというものに興味を持っていただければ幸いです。もしこのガイドを読んで興味を持たれた皆様,わからないこと、知りたいこと等遠慮なく筆者までお尋ねください。なお,筆者はArcGISをメインで使っています。GISの使い方から講習会やイベントなど、いろいろとご紹介できるかもしれません。

一応、入門書の紹介