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失敗から学ぶプレゼン小技集: ココを見よう!転ばぬ先の機材確認

ココを見よう① 端子

PCとプロジェクタをつなげる場合、大きく2種類の端子があります。

  出力 形状
VGA 映像のみ 台形、蜂の巣状
HDMI 映像&音声 上の写真の通り


プレゼンの途中で動画を使うときには、どういった環境なのか確認しましょう。

<例>
・会場は教室。聞き手はゼミの学生。
・音声付きの動画を見せたい。
・PCにはVGA端子しかない。
→ 動画はVGA端子経由でスクリーンに表示。
  音声は手元のPCで直接流す。

上のように、PCの環境や発表会場などを考慮して判断すると良いでしょう。
そして、可能であれば、動画や音声がきちんと作動するか、事前に確認しておくと更に安心です。
特にVGA端子は、その構造ゆえに接触不良がしばしば起こります。
慌てないで済むよう、確認しましょう。

おまけ:Macの場合は

最新のMacBookMacBook ProではUSB-typeCという端子のみが付いています。
すっきりとしたデザインのため、薄型のPCに適しています。
今後、対応できるプロジェクターも増えてくると思われますが、現状ではまだそこまで多くありません。
そのため、これらのPCを使っている人は、変換コネクターが必要になる場合があります。

ココを見よう② 画面比

スライドに用いられる縦横比は、主に2種類あります。

4:3は従来型。比較的古い施設のスクリーンはこの画面比が多いです。
16:9はこれからのスタンダード。新しい施設はこの画面比が多いです。

スライドとスクリーンの比率が違うと、デッドスペースができてしまいます。
授業やゼミなど、普段使用している場所で発表する場合には、事前にスクリーンの大きさを確認しておくとよいでしょう。

下の画像は、よくあるデッドスペースの例です。

見比べると想像しやすいですが、右の場合の方が文字が小さく見えます。
どうしてもスクリーンの大きさがわからないときには、スライドを4:3にしておけば、スクリーンがどちらの画面比であっても文字は見やすくなります。

パワーポイントでは「デザイン>スライドのサイズ」で設定できます。
比較的新しいバージョンでは、初期設定が16:9である場合が多いので、変える必要があるときには、この部分をチェックしてみましょう。

ココを見よう③ 複製と拡張

スライドを映すときは、図1のように、PCとスクリーンが同じ状態になるのが普通です。
しかし、ときどき図2のように表示されることがあります。PCとスクリーンがつながったようになり、画面の半分しかスクリーンに投影されない状態です。

図1図2

これは、PCのディスプレイの設定によるものです。
図1は「複製」、図2は「拡張」と言います。
設定方法は下記の通り。OSによって異なります。

Windows:
Windowsボタンと「P」を同時に押すと、設定画面が表示されます。
ここで、「拡張」から「複製」へ変更しましょう。

Mac:
左上のAppleマーク>システム環境設定>ティスプレイ
と進み、「ディスプレイをミラーリングに」の部分を確認します。
チェックがついていれば「複製」、ついてなければ「拡張」になります。

Windows  Mac 

「拡張」は本来、PCのディスプレイを2つ以上使うための機能なのですが、プレゼンでは支障になります。スクリーンの表示がおかしいときにはチェックしてみましょう。