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失敗から学ぶプレゼン小技集: 見覚えのない文字列

体験談3:見覚えのない文字列

​Nさんの話。

ある集会で発表することになったNさん。
主催者からは、こんな連絡がありました。
「スライドはメールでお送りください。我々が用意したパソコンで、発表していただきます。」
Nさんは、「ああ、これならパソコンを持っていかなくて済むなあ。」と安心し、締め切りいっぱいまでスライドに工夫を凝らしました。

本番当日。自分の番が来たNさんは、壇に上がり、パワポを起動しました。
ところがスクリーンを見ると、妙な違和感を覚えました。
Nさんははじめ、その違和感がうまく表現できなかったといいます。
しかし、しだいにスライドが進むうち、気づいてしまったんです。

「…作ったスライドと違う…」

そこに映ったスライドは、内容こそ用意していた通りではあったものの、画像の位置、改行、文字の大きさ、何もかもが微妙に違う。

「頑張って準備したのに…」
後悔に包まれながら、降壇したNさん。
そのとき、ふと後ろを振り返って…

「…そうか。そうだったんだ。」

そこには、囓られたリンゴの影が見えたそうです。

原因

おわかりいただけたでしょうか。

Nさんが最後に見た影。
それは、会場のPCがMacだったことを示しています。
一方、Nさんが準備に使ったPCは、Windowsだったのです。
OSが違う。これに気づいたからこそ、Nさんは「そうか!」と叫んだのでした。

パワーポイントの場合、OSが違うと、細かい表示が異なる場合があります。
同じOSでも、バージョンや設定環境の違いで、表示が狂うことがあります。
下の画像は、同じデータを別のPCで映したものです。

PC1 PC2

PC1ではきちんと読める太字のフォント(江戸勘亭流)が、PC2では表示されなくなっています。
これは、PC1だけが「江戸勘亭流」というフォントに対応しているためです。
ネット上では、さまざまな特殊フォントが配布されていますが、別のパソコンではうまく表示されない可能性もあります。

また、いくら似たフォントであっても、種類が異なると、文字の大きさも若干違います。
それが積み重なると、改行にも影響します。
下の画像は、先程と同様に、同じデータを違うパソコンで表示したものです。

PC1 PC2

両者のフォントは非常によく似ているのですが、文字の大きさ(幅や間隔)が少しずつ違うため、改行の位置がずれています。せっかく工夫して調整しても、台無しになることがあるのです。

対策

事前にできること

準備したPCと同じPCで発表できれば、表示が狂う事態は防げます。
しかしNさんのように、主催者側からPCを指定されることもあります。
OSが気になるときは、主催者側に事前に確認を取っておくと確実です。

違うPCで発表するときには

他の人のPCで発表することが分かっているときには、どんなPCでも対応できるように準備しておくことが大切です。例えばフォントや改行では、下記のように対策できます。

フォント:
特殊なフォントの使用は控える。
どうしても使う必要があるときには、画像データにして貼り付けるなどして対応する。

改行:
パワーポイントの初期設定では、改行すると自動で箇条書きになるが「Shift + Enter」を押すと、箇条書きにならずに改行できる。
多少表示がずれても対応できるように、枠いっぱいに文字を置くのではなく、余裕を持たせるようにする。

そして、もし可能であれば、発表直前に一通りスライドに目を通すと、さらに確実です。