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2020年ノーベル化学賞!! 最新のゲノム編集技術「CRISPR/Cas」について: はじめに

生命科学研究に携わる全ての人が理解しておくべき、遺伝子配列を自在に編集できる夢のような技術についてのガイドです

このガイドの作者

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従野 雅義
連絡先:
本ガイドは図書館TA(Cuter)として勤務した際に作成したものです。

勤務期間 :2020年4月〜
作成時身分:大学院生(博士課程)
作成時所属:医学系学府 医学専攻

はじめに

医学系学府博士課程3年の従野(よりの)と申します。皆さんは2020年のノーベル各賞がどのようなテーマで受賞されたか知っていますか?2020年は、筆者自身が毎日のように使用していて、研究に必要不可欠となっているテクノロジーがノーベル化学賞の対象となりました。細菌などに備わっている、外来遺伝子の侵入を防ぐための免疫機構のようなものが、様々な生物のDNAの配列を変幻自在に操ることができる夢のような技術へと応用されたのです。本稿では、DNAの配列を自由に改変できるCRISPR/Casについて、歴史や研究の例、また今後の発展性について述べたいと思います。


過去のノーベル化学賞(特に日本人受賞者)についてはこちら!!

・Cute.Guides 「★ノーベル化学賞を分かりやすく

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