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化学実験-基礎のキソ: まずは単位から

大学で初めて実験をする人のために基礎中の基礎を紹介しています。

単位を覚える

単位計算の大切さ

実験を始める前に必ず試薬作りがあります。

試薬作りに失敗すると、実験も必ず失敗します(+_+)

まずはきちんと濃度計算ができるようになりましょう!

単位と濃度

◆単位の接頭語◆

d ( デシ ) = 10¯¹

m ( ミリ ) = 10¯³

μ ( マイクロ ) = 10¯6

n ( ナノ ) = 10¯9

p ( ピコ ) = 10¯12

f ( フェムト) = 10¯15

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◆単位の種類◆

g ( グラム ) :重さの単位

l ( リットル):体積の単位

mol ( モル ):質量 / 原子量 で表される単位

◆濃度の表し方◆

mol / L = M ( モーラー):溶液1L 中に含まれる物質のモル数を表します

v / v%= vol% ( volume / volume% ):たとえば5 v/v% のエタノールとは、100 ml中に5 mlのエタノールが入っているということです

w / v% ( weight / volume% ):全溶液100 ml 中に何 g の薬液が溶けているかということです

N ( 規定濃度 ):溶液1L 中の溶質のg 当量  当量= g/ 酸・塩基の価数

※水の比重は1.0 g/cm³ と考えていいため、溶媒が水である時は100ml = 100g と考えることができますが、その他の物質を溶媒とするときは、体積= 重さとならないことに注意してください!

 

〜ナノの世界〜

マイクロ、ナノ、ピコ・・・と言われても、どんな世界なのか、想像がつかないですよね?

私が以前聞いた話によると、ナノというのは、例えば25メートルプールに貯めてある水の中にティースプーン1杯の砂糖を入れたくらいの濃度ということでした。

25メートルプールにティースプーン一杯!!!


信じられないくらい小さい濃度ですよね。

こんなに薄い濃度のものを今の技術では測定できるのです。

すごいですよね☆