実験が無事終わったら、次は後片付けです(=_=)
試薬や実験器具には取り扱いに気を付けなければならないものがたくさん存在します。
きちんと守って、次回の実験もスムーズにできるようにしましょう。
試薬の中には、環境に悪影響を及ぼすため、そのまま流すことを禁じられているものがあります。
大学により、廃棄方法は決められているため、規定に従ってください。
たいていの場合、実験室に種類別の廃液ボックスがあります。
強酸、強塩基はそのまま流すのではなく、塩基および酸で中性に近づけてから捨てます。
このとき絶対にしてはならないのは、強塩基、強酸で中和すること です。
これをすると、中和熱により突沸が起こり、爆発する恐れがあります。
まず水で各溶液を薄めてから、中和するようにしてください。
器具を洗うときにはブラシを使いますが、秤量器具の洗浄には用いない でください。
この内部をブラシで洗浄することにより、内部に傷が付き、正しく秤量できなくなるからです。
洗剤液に一定時間浸けたあと、優しくすすいでください。
また、実験器具をどのような実験に用いるかによって、洗浄後のリンスに用いる水の種類や、その後の処理(滅菌処理)などが異なるので注意してください。