濃度計算と実験器具の準備を終えたら次は試薬作りです('ω')ノ
ここでは基本的だけど、忘れがちなことを説明します。
電子天秤を使って試薬を量ります。
測定用の台の上に薬包紙をセットし、TAREボタンを押します。
目的とする試薬の量を載せますが、多すぎた分は試薬ビンに戻さないようにします!
1.で量り取った溶質と溶媒を混ぜます。最終的な試薬の量を考慮し、まずは少量の溶媒を加え、ビーカー内で完全に溶解させます。
ビーカーの容量も適切なものを使用するようにしてください。
大きすぎるものを用いると、ビーカー内に残る試薬の量が増えてしまい、濃度の誤差が大きくなってしまうからです。
2.できれいに溶解した溶液の量を最終的な目的の量に合わせます。
秤量には、作成する試薬に求められる正確さによってメスフラスコあるいはメスシリンダーを使い分けます。
溶液を秤量器具に注ぎ、目的とする量になるまで溶媒を加えますが、必ず何度かビーカー内に残っている溶液をゆすぎ、加えることを忘れないでください!
できた溶液を、十分転倒混和すると試薬は完成です。
ちょっとした振動で測定値がずれます。
なかなか溶解が進まないとき、温めることがありますが、酵素などの場合、温度によっては失活することもありうるので注意してください。
試薬によっては遮光しなければならなかったり、凍結しなければならなかったりします。
適切な方法で保存してください。
また、試薬ビンには、試薬名、濃度、作成日、作成者を記入するのを忘れないでください。
ビニールテープなどに必要なことを記入し、貼り付けておく方法がおすすめですよ(*‘∀‘)