岩石が登場する作品
・シグナルとシグナレス
・虔十公園林
・台川
鉱物が登場する作品
・貝の火
・楢ノ木大学士の野宿
・虹の絵具皿(十力の金剛石)
地質用語が登場する作品
・銀河鉄道の夜
・グスコーブドリの伝記
・春と修羅 : 心象スケッチ
賢治と石に関連する書籍
・賢治と鉱物
・宮澤賢治宝石の図誌
・宮沢賢治:地学と文学のはざま
おそらく宮沢賢治ほどメディアミクスされた明治生まれの作家はいないのではなかろうか。小説はもちろんのこと、佐藤 成監修のコミック「イーハトーブ農学校の賢治先生」 なども存在している。しかしながら驚くのはまだ早い。なんと極め付けはスーパーファミコンでテレビゲーム化すらしているのである。タイトルは賢治の作品世界を象徴する「イーハトーヴォ物語」である。このゲームには戦闘も経験値もありません。しかし、RPGである。複雑な謎解きもない。しかし、RPGである。メーカーもそう言っている。
昨今の来てるか来ていないか分からない石ブームに合わせてか、賢治と石を組み合わせた図鑑や作品の解説書がいくつか発行されています。特に専門に研究をする可能性のある文学部の方にオススメです。賢治が活躍していた時代と現代では専門用語が変わっていることも多く、おそらく地質関係の学生さんでもわかりにくい部分が多いのではないかと思います。これらの書籍で一度自分の中での表現に対するイメージを固めてみてはいかがでしょうか?