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賢治と鉱物: Home

コラム

 賢治が採取したバタグルミの化石が記載された論文が存在している。

それが現在の東北大学の前身である東北帝国大学の早坂 一郎博士によって執筆された岩手縣花巻町産化石胡桃に就いて」である。本文P9の謝辞に宮澤 賢治の名前が見て取れる。なお、この化石採取地の白い泥岩層を、ドーバー海峡に面したイギリスの海岸の白亜に見立てて賢治はとある名前で呼んでいた。それが有名なイギリス海岸である。下記に論文のリンクを貼っておきます!

岩手縣花巻町産化石胡桃に就いて

 

賢治と鉱物

 宮沢賢治はクラムボンイーハトーブなどの独特なことばを生み出した童話作家、詩人であるとともに、地質学者、農学者とさまざまな顔を持つ人物です。小学六年生の国語の授業で「やまなし」を習った方は、彼が地質や鉱物に興味を持っていたことをその次の評論文で必ず目にしているはずです。彼の学者としての知識は作中の表現として大いに活かされています。このガイドでは、そういった彼の作品とそれに登場する鉱物、岩石に焦点を当てて説明していきたいと思います。

 現在、宮沢賢治の作品の多くは青空文庫にて公開されているため、閲覧しやすくなっています。このガイドも青空文庫へのリンクを使用させていただいています。

 

青空文庫とは

青空文庫とは、1997年からボランティアによって運営されているインターネット上の図書館のようなサイトです。青空文庫では、作者の死後50年を経て著作権が消滅した作品の他、作品の著者より同サイト上において公開の許諾が得られた作品をテキスト及び、XHTML形式で公開しています。 たとえば太宰 治や宮沢 賢治の作品などを自由にダウンロードすることができ、電子辞書やパソコン等で読むことができます。

青空文庫のリンクはhttp://www.aozora.gr.jpです。

自己紹介

たまには真面目に発表もします。長原です。