実験の前にシュミレーションを行って,
必要物品が不足していないか
チェックしておきましょう.
実験を始めてから,
あれがない,これがない,
と気が付いて中断すると,
時間やお金を浪費してしまいます.
気を付けましょう!
実験を行う前に予め,必要なものを準備しておきましょう.
当たり前なものも含まれていますが,無いと実験できない重要な物品なので,漏れがないようにしましょう!
培養に必要な物品
ガスバーナー :滅菌操作に使います.
チャッカマン : ガスバーナーの着火用です.
白金耳(ハッキンジ)・白金線 :細菌を採取して,培地に塗布するための道具です.
インキュベータ :細菌の育ちやすい温度
(多くの菌は37℃で発育しやすい) に保つための装置です
37℃に設定された冷蔵庫みたいな感じ.
培地作成に必要な物品
ガスバーナー :滅菌操作に使います.
チャッカマン : ガスバーナーの着火用です.
培地の材料 : 細菌の発育に必要な材料や,目的外の菌の発育を阻害する材料があり,
その組成は培地の種類によって様々です.
(必要な材料が全て混ぜてあり,後は純水に溶かすだけという培地の素も売られています.)
純水 :培地の素は純水に溶かします.
天秤/薬さじ/薬包紙 :培地の材料の質量を計るためのものです.
滅菌シャーレ・試験管 :培養用の容器で,予め培地を一定量分注しておきます.
ガラス製の容器 :培地を調製し,分注するために使用します.
必要量に応じたものを用意しましょう.滅菌後,そのまま保存も可能です.
滅菌テープ :滅菌したいものに貼っておくものです.
高圧蒸気滅菌が行われたら印字されて,滅菌の指標になります.
滅菌栓 :培地を作製するガラス容器用の通気性の良い栓です.
アルミホイル :培地への菌の混入を防ぐために,
滅菌栓の上からガラス容器の口を覆います.
オートクレーブ :高圧蒸気滅菌器ともいい,滅菌するための装置です.
教科書的には121℃,2気圧,15~20分が滅菌の設定条件‼
ただし,熱伝導性の悪い培地の滅菌にはもう少し長めの設定が望ましい.
(※培養後の培地の滅菌では特に重要)