コンタミ
(目的外の菌が混入すること)や,
感染を防ぐためにも,
無菌操作は
正しく行う必要があります.
しかし,
教科書を読んで
文章的に理解しても,
なかなか手技をイメージ
できないのではないでしょうか.
そこで,
コンタミや感染をしない
細菌培養のコツを,
私の経験則も交えながら
伝えられたらと思います.
注意!
紹介している方法は,
一般的な細菌を対象に
書いたものです.
危険性や感染経路を考慮して
扱う細菌に適した方法を
実践しましょう.
まずはじめに,問題です!
貴方は,細菌学研究所の研究員です.
先日発生したバイオテロで,とある細菌が使用された疑いがあります.
貴方は上司からの命令で,しぶしぶ
バイオテロに使用された細菌を特定しなければならなくなりました.
事件発生から数日後,
その被害者と思われる患者の血液培養検体が送られてきたので,
起因菌を同定するため,血液培養検体から培養を行うところです.
しかし,安全キャビネット (感染しないように操作を行うための装置) などの設備はテロリストによって壊されていました.
Q 培地に雑菌を混入させず,かつ,自分が感染しないように培養操作を行わなければなりません.実験室にある以下の道具だけを用いて,どう培養しますか?
答えは後ほど!