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ACLSについて<不整脈編>: AHAガイドライン

医療従事者が行う二次救命処置について

ACLS プロバイダーマニュアル

ALSの治療ガイドラインを出している組織のひとつにAHA(American Heart Association)があります。(https://international.heart.org/ja

 

ACLSの内容

AHAのACLSプロバイダーコースでは治療のシステムとして心肺蘇生、心拍再開後の治療などを学びます。

またそのケースとして

・呼吸停止

・VF/無脈性VT

・無脈性電気活動(PEA)

・心静止

・急性冠症候群

・徐脈

・頻脈

・急性脳卒中

などについて勉強します。

今回は医療従事者向けということで,この中の「不整脈(徐脈/頻脈)」について簡単に紹介していきたいと思います。

すこし難しいところもあるかと思いますが、心電図の読み方の基本となるところなどがわかったりするので頑張ってついてきてみてください。

心電図の正常の形をまずは思い出しておこう!

初めにある小さなドーム状の波を「P波」といいます。

次にあるとがった背の高い波を「R波」といいます。

次にあるやや大きなドーム状の波を「T波」といいます。

心電図の波形はこの3つの波の繰り返しからできています。

もう少し詳しくみると、R波の前後には小さな下向きの波「Q波」と「S波」があります。前後のQ波、S波を合わせてR波を「QRS波」ということがあります。

心臓が収縮・弛緩をくり返すのは、電気的に1から4の流れををくり返しているからです。

  1. 洞結節にスイッチが入る→P波
  2. 電流が心房から房室結節に流れる→P波の始まりからQ波の始まりまで(PQ時間)
  3. 心室に電気が流れて心臓が収縮する→QRS波
  4. 心臓が弛緩する→T波

という関係があります。

これを知っていると心電図の判読がしやすくなりますので、ここでしっかりと押さえておいてください。

作成者

Profile Photo
小池 研太朗
連絡先:
本ガイドは図書館学習サポーターとして勤務した際に作成したものです。

勤務期間 :2014年5月~2015年11月
当時の身分:学部5~6年生
当時の所属:九州大学医学部医学科

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