さっそく、Scopusを使ってh-indexを調べていきます。
h-graphの各タブから、様々な視点で分析ができます。
①文献数
文献数からの分析が可能です。
掲載雑誌・文献タイプ・出版年・分野の文献数を、それぞれグラフで確認できます。
②h-index
h-index算出のグラフを見ることができます。
このページでも、自己引用の除外の設定が可能です。
また、ページ左の文献一覧は、被引用数が多い順に並んでおり、リンクにもなっています。
③被引用数
年別の被引用数をグラフで確認できます。
④共著者
どの研究者と共著しているのかが、一覧になっています。
また、共著した論文だけでなく、その共著者の論文一覧も表示させることが可能です。
【例】h-indexタブの画面
★検索画面にあったORCIDとは何か★
ORCID(オーキッド)とは、簡単にいうと、研究者個人の識別番号のこと。
例えば、結婚して姓が変わったり、国によって氏名の表記方法が異なったりと、同じ著者でも違う表現をすることがよくあります。
逆に、同姓同名の別人、といったパターンもあり、研究者個人の特定が困難です。
表記が違うからといって、異なる著者として認識されてしまう(逆も然り)と、正しい研究実績が出せなくなります。
その問題を解決するため、異なる研究者を区別し、同一人物を正しく認識する手段として、『ORCID』が誕生しました。
このORCIDの番号は、誰でも取得できます。
興味のある方は、一度、詳しく調べてみてください。
★検索した文献一覧をファイルに保存したい★
Scopusで検索された結果一覧は、CSV形式で保存することができます。
ページの右上にある、「エクスポート」をクリックするとダウンロードできます。
どこで一覧を保存するかで、保存内容が変わります。
引用分析の画面でダウンロードすると、文献の詳細な情報まで保存されます。
h-graphの画面でダウンロードすると、文献タイトルと被引用数、そしてh-indexといった簡単な情報のみ保存されます。