Web of Scienceの著者名検索を使って、h-indexを調べる方法をご紹介します。
次は、Web of Scienceの基本検索を使って、h-indexを調べる方法をご紹介します。
上のBoxで紹介した部分と重なるところは省略します。
★目的の文字列を簡単に見つける★
所属機関を選択するとき、アルファベットの大文字がずらっと並んでいて、目的の文字列を見つけにくい、と思いませんでしたか?
そこでちょっとした裏技をご紹介します。
(知っている人も多いかもしれません、、、)
キーボードの Ctrl と f を押してみてください。
上のような検索Boxが画面に出てきたと思います。
(ブラウザによって形や表示場所が異なります。)
その検索Boxに目的の文字列を入力して検索をしてみてください。(例:kyushu)
そして、『すべて強調表示』をクリックすると、以下の画面のようになります。
この機能(ショートカットキー)は、Web of Science内だけでなく、普段Webで検索しているときや、Wordファイルなど、色んなところで活用できます。
★検索した文献一覧をファイルに保存したい②★
後でネット環境のないところで作業したいなど思っている人は、『Excelに検索結果一覧を出力し検索する』方法が、Web of Scienceにもあります。
手順
①検索結果一覧右上の『引用レポート』をクリック
②引用レポートのページにある『詳細レポートのエクスポート』をクリック
③任意のファイル名、レコードの選択(一度に処理できるのは1,000件まで)、ファイル形式(Excelファイル、テキストファイル)を指定し、エクスポートボタンから出力
↓出力したExcelファイル↓
検索式や書誌情報、被引用数等が出力されます。
★近接演算子を使って検索★
もう少し細かい指定をして検索をしたい、という人は、近接演算子を使うと良いでしょう。
今回は、著者所属のフィールドで利用できるsame演算子を紹介します。
same演算子は、入力した語同士が同じ行内にある、という指定したいときに使用します。
☆方法☆
著者所属の検索Boxで、同じ行内に含めたい検索語同士をsame演算子で繋ぐ
(例)kyushu univ same ctr organ photon → kyushu univ と ctr prgan photonが同じ行内に存在するもの
これで、所属大学だけでなく、所属部局等まで、細かく指定することができます。
★著者名検索と基本検索★
今回は著者名検索と基本検索の2通りの方法をご紹介しました。
さて、一体どちらを使えば良いのでしょうか?
以下にそれぞれの特徴を挙げてみました。
☆著者名検索
●分野や著者所属などの絞り込みが、検索前の段階で容易にできる
●近接演算子などを使わなくても、精度の高い検索が可能
●別姓をもつ著者の検索が容易
○横断検索では使用できない
☆基本検索
●普段の検索と同じ感覚で検索が可能
●Web of Science Core Collectionだけでなく、横断検索でも検索可能(2つの違いについてはこちら)
○近接演算子などを使い、検索語に工夫が必要
どちらも一長一短なので、自分が使いやすいと思う方を利用すると良いでしょう。
あえて言うなら、、、
☆同姓同名が多い名前や、所属機関が複数ある人の場合などは著者名検索
☆珍しい名前や、所属がずっと変わっていない人などは基本検索
が良いかもしれません。