ディッシュや培養フラスコに付着して増殖する細胞を継代する時は、
細胞をディッシュや培養フラスコの底から剥がし、なおかつ細胞同士の接着も剥がすことが必要です。
そこで、タンパク質による接着をトリプシンで、
カルシウム・マグネシウムを介した結合をEDTAで壊すことで、
細胞をばらばらにします。
トリプシン/EDTAを加えて、すぐに剥がれる細胞もあれば、
37℃に温めながら5~10分経たないと剥がれない細胞もあるので、
顕微鏡で観察しながら使用します。