日本食といえば、寿司。 寿司といえば、マグロ。
と言っても過言ではないほど、マグロは人気のある魚です。
ご存じの方も多いでしょうが、マグロは回遊魚で、広範囲を常に泳ぎ続けています。
by hiyang.on.flickr https://www.flickr.com/photos/hiyang/7995756380/
さて、ここで問題です。
何故マグロは泳ぎ続けるの?
その答えは…
ずばり、生きるため、です。
一般的な魚類は口をパクパク開閉させ海水を取り込み、エラを通過させることで酸素を得ています。
しかし、マグロは口を動かすことによる海水交換ができません。
泳ぐことによって、開いた口からエラへ海水を流し込み、呼吸を行うのです。
この呼吸法は”ラムジュート換水法”と呼ばれています。
マグロにとって「泳ぐ=生きる」ことなんですね~
特定外来生物として耳にすることが多いブルーギル。
(出典:マリトコweb魚図鑑 https://zukan.com/fish/leaf39502)
身体の大きなオス(大オス)が縄張りのボスとしてコロニーを形成し、すり鉢状の産卵床(産卵のための巣穴)にメスを招き入れ、繁殖を行います。
身体の小さなオス(小オス)は子孫を残せないのか…?
そんなことはありません!
小オスは”スニーカー”+”サテライト”戦術を駆使して、繁殖に参加します。
スニーカーとは?
小オスが大オスの隙をつき、巣穴に忍び込んで卵に精子をかけ逃げること。
スニーカー(sneaker)には「コソ泥」という意味があります。大オスの求愛の結果得られた卵を、小オスが横取りする、というわけです。
サテライトとは?
小オスが性別はそのままで、見た目だけメスに変化すること。
小オスはメスのように振る舞い、大オスの巣穴へ入ります。スニーカー戦術と同様、卵へ精子をかけ逃げ出します。
サテライト(satellaite)は「居候」という意味で使われることもあります(笑)
ブルーギルの場合、大オスが少々哀れな気がしますが…厳しい自然界を生き抜く知恵ってすごいですね。
私が小学生の時、何度もDVDで鑑賞した「ファインディング・ニモ」、昨年公開された「ドリー」版も面白かったです♪
ニモと父親であるマーリンはカクレクマノミという魚です。
by Kazuhiro Tsugita https://www.flickr.com/photos/moguru/30255731711/
陸上脊椎動物では殆ど報告がありませんが、魚類において、性転換という変化をする魚がいます。
つまりオス→メス or メス→オスに変わるんですね。
実は、カクレクマノミは性転換しちゃいます。
この種は雄性先熟、みーんなオスとして誕生します。
イソギンチャクと共生することはご存じでしょう、そこでクマノミたちはグループ生活を送っています。
繁殖可能な大きさまで成長し、いざ繁殖!という時に性転換は起こります。
グループ内で一番体の大きいオスがメスへ変身するのです。
精子に比べ、卵子を作ることは身体への負担が大きいためだと考えられています。
最も大きなメスがいなくなったら、次に大きなオスがメスへと性転換します。
…ニモ一家でお母さんの次に大きな個体は、お父さん、ですよね。
子供たちの夢を壊さないため、ハッキリと言及は致しません。
ですが、ニモのお父さんは…(・_・;)