「私にとって卒論とは?」と何処かの番組の締めのような質問に答えたいと思います。
僕にとって卒論は、自転車の補助輪のようなものだったと思います。
上手いたとえなのか否か、あまり自信はないんですが笑
どんな偉大な研究者であっても、初めから論文をすらすら書けたはずはなく、
きっと最初のものはヒイヒイ言いつつ、苦労しながら書いたんだと思うんです。
卒論は、恐らく誰にとっても初めての論文で、
ここで得た知識や覚えたやり方を、次の論文や学会発表に繋げてこそ
活きてくるものだと思います。内容はしょうもないものだったとしても、です。
研究者としてやっていくためには、誰しもが通る道。
いつか振り返ると、
「あんなしょうもない論文、今となっては恥ずかしくてとても読み返せないよ・・・・・・」
と思うかもしれません。
それでも、絶対にあの卒論は必要だったはず。
あの見栄えの悪いものがあるからこそ、その後の研究者・社会人としての姿があると思います。
・・・・・・どうですか、補助輪と似ていませんか?
振り返るとダサくて、恥ずかしいけれど、あれがなきゃ次のステップには進めなかった、
みたいな。
さて、卒論全体の感想ですが、
卒論の執筆には体力も精神力も削られ、非常に苦しい時期を過ごすことになると思います。
しかし、いよいよ完成したときは、他では味わえない途轍もない達成感があります。
さらに卒論で苦しむことで、研究者として、社会に出て行く人間として、
大きく成長することが出来ます。
ちょっと怖いかもしれませんが、完成した後の自身の姿を想像しながら精々頑張ってください!
それでも苦しいもんは苦しい! その通りです。
ここで、そんな卒論執筆の際に役立つ! Cuterについて軽く紹介します。
Cuterは色んな学府の院生からなる、サポート係の集まりです。
図書館や嚶鳴天空広場にデスクを持っており、そこで様々なCuterが相談を受け付けています。
Cuterは修士以上の学生が担当していますので、どのメンバーも一度は卒論を書き上げています。
卒論のみならず勉強に関するご質問、お悩みについても。
「苦しい! しんどい! 投げ出したい !」と心が張り裂けそうなときは、
どうぞ学習相談デスクまで。
相談してみると苦しみは不思議といっぺんに軽くなるものですよ~。