福岡から台湾まで移動しました。
海外旅行出発の際には少なくとも出発の2時間前までには空港に着いておくようにしましょう。
朝9時から学会の最初のセッションが始まりました。そこから午前いっぱい、有名な先生方による研究成果の発表が行われました。
昼食はビュッフェ形式で、さまざまな料理が並び、参加者同士で自由に歓談できる場となっていました。残念ながら写真を撮り忘れてしまいましたが、下図のおやつのような形でずらりと料理が並んでました。
午後のセッションはテーマごとに分かれており、4つの部屋から興味のある発表を選ぶ形式でした。発表は1人13分のプレゼンテーションと2分間の質疑応答で進行し、セッション間の休憩時間ではコーヒーや軽食を楽しみながら研究者同士でディスカッションする時間も設けられていました。
学会会場
毎休憩時間ごとに出てくるおやつ
日中は前日とほぼ変わらず、学会で話を聞いていました。この日の夜には懇親会が開催され、学会会場から懇親会会場までバスが手配してありました。会場に到着した順に席が決まる形式で、近くの席に誰が来るのだろうかと緊張していましたが、お酒も提供され、和やかな雰囲気の中で多くの方々と交流することができました。
懇親会のおかげで学会全体の雰囲気をより楽しむことができました。
懇親会で出てきたご飯
最終日に発表の順番が来ました。私は心配性なので発表時間のギリギリまで資料を調整したり、英語で読む練習をしていました。
個人的に原稿をただ読み上げるだけでは聴衆の関心を引けず、発表の内容が十分に伝わらないと感じていました。そこで、何も見ずに話せるように練習を重ねたうえで、本番の発表に臨みました。
壇上に立った瞬間から緊張で手が震え、レーザーポインターの照準が定まらずブレてしまうという災難もありましたが、なんとか乗り切れました。今となっては良い思い出です。
幸い練習を重ねていたおかげでほぼ資料を見ることなく、聴衆に働きかけるような話し方ができ、その後も大きな問題なく終えることができました。やはり事前の準備が自分を救います。
発表の様子
国際学会には博士課程に進むかどうかにかかわらず、参加するべきだと感じました。その理由として、以下の2点を挙げたいと思います。
国際学会では、異なる文化や異なる専門分野の研究者たちと直接交流する機会があります。こうした交流を通じて、自分の研究だけでは得られない新しい視点に触れることができると思います。また、他の研究者の情熱や成果を目の当たりにすることで、自分自身のモチベーションが高まり、研究に対する意欲がさらに湧いてくると感じました。特に、同年代の研究者が素晴らしい成果を上げていたり、英語が非常に上手でわかりやすいプレゼンをしているのを見ると、自分ももっと頑張らなければならないと強く感じます。自分と同年代の優れた研究者に出会える場が、まさに国際学会なのだと思います。
自分の研究成果を英語で発表することは、初めての際は非常にプレッシャーが大きいものですが、その分、大きな成長を得られる機会でもあると思います。特に、自信や胆力が養われる点が大きな魅力だと思います。発表を通じて「自分にもできる」という達成感を味わえることが、この経験の素晴らしいところだと思います。
また、発表を通じて、自分の研究をわかりやすく説明するスキルが磨かれるだけでなく、質疑応答や議論を通じて英語でのコミュニケーション能力も向上します。やらざるを得ない状況に自分を追い込むことで、自身のポテンシャルを無理やり引き出し、成長させることができると感じました。(その代わり、ものすごくしんどいです笑)
しかしながら、やはり限界を感じる部分もあり、英語を学ぶ必要性を改めて強く実感しました。英語をより積極的に学びたいという意欲を高めるきっかけにもなりました。
国際学会は、研究成果を世界に向けて発信するだけでなく、あらゆる分野の専門家の視点からフィードバックを受ける貴重な場でもあります。そのような場で議論を交わす中で、自分の研究の意義や方向性を再確認し、新たな目標を設定するきっかけにもなると感じました。
個人的に、異分野の研究や最新技術に触れることで、自分の研究への応用や新しいアイデアを得ることができましたので有意義だったと思います。