前のページでは、基本的なラクロスのルールについて紹介しましたが、ここではより深~いルール説明をします。
ラクロス特有のルールもあるので、以下の2点を頭に入れておくと、さらに試合が面白くなりますよ!
ラクロスに特徴的なルールと言えば、チェイスです。
チェイスとは、「シュートが外れてコート外に出た場合、そのボールがコート外に出た時点で最も近くにいた選手のチームにボールが与えられる」というルールです。
サッカーを思い浮かべて欲しいのですが、もしシュートが外れてコートの外に出たら相手ボールから始まりますよね。
しかし、ラクロスは違うんです。
シュートが外れたとしても、相手とのかけっこに勝てば、また自分たちのボールから始められます!
ちなみに、これはシュート時にのみ適用されるルールなので、パスミスなどでコート外に出た場合は相手ボールからのスタートです。
ラクロスでは、コートの端から10mほど内側にゴールが設置されています。
つまり、ゴール裏のスペースも自由に使ってOK!アイスホッケーと似たような感じですね。
ゴール裏まで使えるということは、戦術の幅も非常に広がります。
特にゴール裏からのパスは、ラクロスにおいて得点のチャンスを握るプレーです。
DFの一瞬の隙をついて決まる、ゴール裏からのパス→シュートは圧巻そのもの!
観戦の際は、ぜひぜひ注目してみてください(^^)
そもそも、なぜ「チェイス」というボールに一番近い選手からリスタートする謎ルールがなぜ存在するのかというと、これまた昔にさかのぼります。
現在の試合では、コートの周囲にスペアのボールを設置していたり、ボールボーイ的な人員を配置していたりするため、シュートが外れてもわざわざ自分でボールを拾いに行くことはないです。
しかし、昔はそこまで環境も整っていなかったので、試合中でも自分たちでボールを拾いに行く必要がありました。そこで「わざわざ遠くまでボールを拾いに行ってくれた人へ感謝を込めて、その人からボールを保持して試合再開する」というルールがあったそうです。
それが、ボールに一番近い選手から試合を再開するという「チェイス」として現在のラクロスにも残っていると考えられています!
結構ほっこりするウラ話でした(^^)
ゴール裏からタイミングを伺って、シュート!
ちなみに得点した選手は、元日本代表選手で、現在は茶道の先生を務められています。多種多様!
もっとラクロスについて知りたくなってきましたよね!?
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