「大学で運動部に所属していた人 = 就活無双できる」とネットで書かれていることがありますが、個人的にはこれは正しい情報ではないと思っています。
ですので、先に言っておきますが、ラクロスしてたからといって就活強者になれるわけではないです。(笑)
ただ、真剣にラクロスをやっていたからこそ、就活に活かせるようないい経験がたくさんできたのは事実です!
就活を通して、私も多くの企業の面接を受けましたが、企業側は「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」を聞く中で、
「この人は目標達成のために、どんな働きかけをしたのかな?」
「その経験から、次の挑戦に活かすためにどんなことを学んだのかな?」
ということをを知りたかったのだと思います。
エピソードの出どころは、部活動に限らずサークル活動やアルバイト、習い事など正直なんでも大丈夫です。
重要なのはそのエピソードを聞いた企業側が、「この人は今までの経験を活かして、会社でもきっと頑張ってくれるだろう!」と感じてくれるかどうかだと思います。
冒頭でも述べましたが、私は大学・大学院の6年間真剣にラクロスに向き合い、様々な経験ができたからこそ、自身のエピソードに説得力を持たせることができたのではないかと思っています。
では、具体的に【就活にラクロスが活きた経験】についてご紹介します!
ラクロスを通しての最大の学びは「他者とのコミュニケーションの取り方」でした。これは断言できます。
ラクロスは(残念ながらまだ)マイナースポーツであるからこそ、人との距離がとても近いことが魅力の一つです。
他大学の選手、社会人のコーチの方々、日本代表の選手…などなど、ラクロスを始めてから「エッ、私こんな知り合いいるの」ってなるぐらい人脈が広がってました。
戦術や技術のアドバイスをいただくとき、組織運営に関してチームメンバーやコーチ陣と話し合うとき、はたまた他大学の練習にお邪魔させていただくとき、などなど…
たくさんの人と関わる中で、自然と「話す力・聞く力」が鍛えられましたね~感謝!
特に、大学院から務めたコーチとしての経験が、コミュニケーションスキルの向上に繋がったなと思います。
コロナ禍でパソコンを通じたオンライン練習しかできない中、ラクロス初心者の1年生に対してどんな指導をしたらよいかを他のコーチ陣と話し合い、様々な試みに挑戦したことは、今でもすごくいい経験だったなと思います。
特に、私は就活の面接がすべてオンラインであったので、オンライン上での話し方は確実にコーチ経験が活きました!
「どうやったら相手に分かりやすく伝えられるかな」という意識を常に持つことは、就活においても必ずプラスに働きます。
コミュニケーション力の向上に役立つ本は図書館にもたくさんありますので、ぜひご参考に!
ラクロスを通して、組織運営というマネジメント的な経験を積むことができたのも、大きな財産だなと感じます。
私自身も、練習計画の立案や日々のスケジュール管理の中で、
「どんな練習をすれば、チームは強くなるかな?」
「この練習スケジュールで、目標達成できるかな?」
「その中で自分がどんな働きかけをすれば、チームのためになるのかな?」
を考え、いざ実行することで、「組織が動くためにはこうすれば上手くいく!」あるいは「これはあまりよくなかったなあ~」ということを学びました。
私は正直、後者の「こうすればよかったな」という学びの方が多かったですが、だからこそ次に繋げられることはたくさん得ましたね!これも感謝!
就活では、多くの企業が「このような経験がそもそもあるのか、そしてどんな思考プロセスで目標達成のために努力したのか」というところを見ています。
そのうえで例えば「全国優勝!」とかいった素晴らしい結果が付随していれば、なおさら華々しいエピソードにはなると思います。
しかし、目標達成できる人のほうが私は数少ないのではないかと思います。私も結局は、現役時代に立てた目標は達成できませんでした。
重要なのは、あくまでも結果ではなくて、「どんな努力をしてきたのか」という過程を見られているということです。
努力をする中での自分なりの工夫や、経験から得た学びを伝えることができれば、100点満点だと思います!
そのためには、自分自身を振り返る「自己分析」が重要になってくると思います。
私は自己分析をおろそかにしていた勢だったのですが、これに関しては「早めに!ちゃんと!」やっておくべきだったと反省しております…
就活に役立つ本も、もちろん図書館には置いてますので、こちらもぜひご活用ください!
これであなたも立派なラクロス大好き人間!
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