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九州大学の助産学コースについて紹介します!: 大学院入試について

私が所属している助産学コースについて紹介するガイドです。

大学院入試について

※令和7年度選抜入試の募集要項を参考に記載しています。変更がある可能性があるので、ご注意ください。

科目は、①専門科目 ②英語(小論文) ③面接です。

これに加えて、志願理由書英語検定試験のスコアを提出することが求められます(他にもいろいろ提出する書類はあるので、要項をご参照ください)。

英語検定試験のスコア提出は、令和5年度(2023年度)入試から義務付けられました。スコア提出に用いられる試験は、ケンブリッジ英語検定、実用英語技能検定、IELTS、TEAP、TEAP CBT、TOEFL iBT、TOEIC(L&R 又は S&W のどちらか)が対象となっていますが、私の周りはTOEIC L&Rを受験している人が多かったように感じます。私自身も、TOEIC L&Rを受験しました。
※ TOEFL-ITP及びTOEIC-IPの成績は利用できません。

大学院入試対策

大学院入試対策として、私が取り組んだことを書いていきます。正直自分でも、この勉強方法をしたから受かった!という自信はありません。これだけを頼りにせず、参考程度にお願いします。

①過去問
保健学学生係に行くと、過去問を閲覧して書き写すことができます(※コピーや写真を撮ることはできません)。過去問をみることで、試験の傾向を知ることができるので、欠かせないと思います。いきなり自己流で勉強を始めて、的外れなことを勉強していたら時間がもったいないです。さかのぼって傾向を見たところ、直近数年で出題されている問題と、その前数年に出題されている問題とでは若干傾向が違っていたので、まずは過去問を見てみることが大事だなと思いました。

②先輩に聞く
友人が助産学コースの先輩と知り合いだったので、紹介してもらいました。勉強方法や面接で聞かれたことなどを質問して、教えてもらいました!何を勉強したらいいか全くわからない状態からのスタートだったので、先輩に聞くことで勉強の方向性を知ることができて、助かりました。

③専門科目
専門科目に関しては人それぞれ勉強方法が異なると思いますが…。過去問を見ると、基礎看護領域母性看護領域母子保健統計から多く出題されているように感じたので、そこを中心に勉強していきました(かなり広範囲から出題されていたので、何が出るかはわからないし、運も実力だね、などと友人と言いあいながら)。
まずは国家試験レベルを完璧にしようと思って、看護師国家試験の過去問やレビューブックを使いながら、勉強を進めていきました。その他には、教科書の章末についていた問題も解いたり、看護師国家試験の過去問をアプリで解いたりしていました。進学してからも母性看護学の知識は必要不可欠なので、しっかりと学習しておくと良いと思います。
時事問題に関しては、厚生労働省こども家庭庁のホームページから、母子保健分野を中心に、近年話題になっているところ(制度の改正など)を確認していきました。結果として私が見ていた制度改正は出題されませんでしたが、出題されたらラッキー、ぐらいの気持ちでホームページを見てみるのも良いのではないかと思います。

④英語(小論文)
当日は英文を読んで、日本語で小論文を書くという形式で出題されました。小論文以外にも、和訳や下線部の指す意味などを問われる問題がいくつかあったと思います(※私が受けた年(2023年)で記憶が止まっているので、最新版は過去問を見に行ってください)。当日は辞書を持って行くことができますが、単語を1つ1つ全て調べているような時間はないので、ある程度の単語力は必要だと思います。
英語の過去問も見に行きましたが、長文を書き写すのは到底無理だったので、なんとなくどういう問題が出ているかを眺めました。英語に関しては、TOEICの勉強を当日の試験勉強を兼ねて取り組んでいましたが、他にも長文を読むなどの勉強をしても良かったのかなとは思います。
試験当日、英語の文法の勉強を頑張ってきたであろうノートを隣の人が広げているのを見て、内心とても不安な気持ちになったのはまた別の話です。そうならないように事前に勉強しましょう。

⑤英語(TOEIC)
学部3年生に入ってから大学院入試までの間に、TOEIC L&Rを何回か受けました!英語が得意な人なら一発勝負でも大丈夫かもしれませんが、私は英語が苦手なので、繰り返し受けました。最後に受けた試験が一番スコアが良かったので、それを提出しました。試験の結果が出るまでにそれなりの時間がかかるし、結果が出てスコア表が届くまでにも時間がかかるので、志願書類の締め切り日を踏まえて、間に合うように試験を受ける必要があります(基本、試験日から17日以内にオンラインで結果が確認でき、30日以内にスコア表が届くとのことです)。

⑥志願理由書・面接
志願理由書に関しては、担任の先生に添削をお願いしました。就職試験組は卒業研究の指導教員に添削してもらっていましたが、受験先なので担任の先生にお願いすることにしました。私はぎりぎりまで寝かせすぎてバタバタしてしまったので、早め早めの行動を心掛けましょう…。
面接に関しては、先輩にどんなことを聞かれたのか聞き、インターネットでも想定質問を調べ、回答を準備し、担任の先生に練習を一度お願いしました。想定質問への回答は考えて、練習していたつもりでしたが、当日は正直うまく答えることができませんでした。理由としては、自分の準備していた回答がしっかりと考えられていなかったことが挙げられます
特に研究したい内容に関しては詳しく聞かれるので、もっとしっかりと深堀りして考えておくべきでした。例えば、「不妊症について研究したい」だけだと弱いです。不妊症について何をどのように研究するのか?それは倫理的にどうなのか?臨床にはどのように活かすことができるか?など詳しく考えておく必要があります。研究テーマは大学院に進学してからも考え直すことはできるので、現時点でどんな風に考えているのか、学部時代の研究はどんなことを行っているのか、しっかりと答えることができれば大丈夫だと思います。

入試対策で使用した書籍等の紹介

大学院入試対策で使用した書籍を紹介します!
これを絶対使うべき!!というわけではなくて、あくまで私が使った書籍というだけです。自分の使いやすいものを使うのが一番だと思います。参考までに、気になるものがあれば手に取ってみてください。


*その他使用したもの*

スマートフォンアプリ「看護roo!国試」
国家試験の過去問は、移動時間などにアプリで解いていました。「看護roo!国試」のアプリが単元別に問題を解くことができて使いやすかったです。集中力が長く続かない私ですが、アプリでの勉強だったらさほど苦にならず続けることができました(国家試験対策としてもたくさん使用しました)。

厚生労働省のホームページ
時事問題対策に用いました。上記リンクをクリックすると、テーマ別に探すことができます。情報量が多すぎて圧倒されますが、法律や制度の改正はここを見るのが一番だと思います。Googleで「母子保健 動向」「近年 制度改正」などとザックリ調べて、詳細を厚生労働省のホームページから探すという方法で見ていました。時事に関しては、勉強しても出題されるかわからないという問題が大きいので、時間はかけすぎず、気分転換にニュースを見るぐらいの気持ちで臨んだ方が良いのではないかと考えています。

こども家庭庁のホームページ
ちょうど私が受験した年ぐらいに新しく設立されたこともあり、ホームページに目を通していきました。これからの母子保健分野に関してこども家庭庁が担う部分は大きいため、ホームページを見てみるのも良いのではないかと思います。