まず初めに私の思う九大建築学科の特色を挙げたいと思います!!
ここで書いてある特色はあくまでも私が6年間通って感じた学生目線からの特色です。大学が考えている教育・研究面での九大の建築学科(人間環境学府)の特色は下記のwebサイトに書いてあるので興味がある人は読んでみて下さい。
①建築士試験等の資格取得を目的とした授業はない!
九大の建築学科を卒業すれば一級建築士免許の受験資格を取ることができますが、建築士試験を意識した授業は基本的にありません!!イメージとしては免許を取るための勉強ではなく、学問としての建築を学ぶことができるといった感じです。免許については後ほど説明しています。
②大学院に行く人が多い
建築学科の学生はおおよそ8割くらいは大学院(修士課程)に進みます。大学院に行くことが必ずしもプラスになるとは言えませんが、世間一般的には大学院生は少数派なため、大学院に行きたいと思ったときに、周りに同じ道に進む人が多いのはメリットだと感じています!
③専門分野の選択肢が多い
建築の分野については後述しますが、九大の建築学科には建築の様々な分野の先生方がいらっしゃいます。そのため、入学時に具体的に建築のこの分野を勉強したいという明確なビジョンがなくても、研究室配属や就活を通して興味のある分野を探すことができると思います。
④キャンパスが文系ゾーンにある
建築学科(人間環境学府)は文系学科のある伊都キャンパスイーストゾーンにあります!工学部なのに文系ゾーンにある理由は割愛しますが、中央図書館が近い、建物が新しい(伊都キャンパスの中でも最後の方に完成したゾーンです)等のメリットがあります。
⑤施設が広く充実している
建築学科の居室以外の主な施設として、製図室、院生室、環境実験棟、構造実験棟があります!伊都キャンパスは面積が広く、新しいキャンパスのため、これらの施設もきれいで十分な広さがあります!
次に上の⑤でも触れた学生が生活を送る建築学科の施設を紹介します!!
①製図室
最も建築学科っぽい場所と言えばやっぱりここです!日夜学部生が模型・ポートフォリオ作成等を行っています。壁がガラス張りになっているので、外からでも中をのぞくことができます。製図室の写真を撮りに行った日には、学部4年生の卒業設計の作品が展示されていました。また、中を見ることはできませんが、製図室には隣接して工房が設けられており、ここで大きな木材の加工やレーザーカッターなどを職員さんの監督の下で安全に行うことができます。
製図室の前には広いスペースがあり、このエリアは通称「大階段」と呼ばれています!このエリアで作品の講評会や展示が行われます。展示物は誰でも見ることができるのでぜひ実際に見てみてください!
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製図室 | 工房 | 大階段 |
②構造実験棟
構造実験棟は建築学科の建物の中で、最も大きい実験施設で材料強度の測定等の実験を行っている場所です。文系エリアにフォークリフトや大きな鉄骨等が置いてあり、ここだけキャンパス感がないなと感じます。構造実験棟にいることの多い大学院生のつなぎ姿は、学生とは思えない風格が漂っています!
構造実験棟外観
③環境実験棟
構造実験棟より小さく目立たない施設で、ここでは空調設備等の実験が行われています。実験棟の建物の中に、温度・湿度・気流等を操作し、地球上の様々な環境を再現することができる大きな温熱環境シミュレータがあり、建物の中に一軒家くらいの大きさのシミュレータが設置してあります。
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環境実験棟外観 | 温熱環境シミュレータ |
④研究室(院生室と教授室)
製図室のある棟の3,4階には、学部4年生・大学院生が利用している院生室と、先生方の教授室があります!院生室は大きさのことなる部屋がいくつかありますが、構造・環境系が利用する4階の院生室は、100席程度のデスクが並ぶ広々とした空間です。この院生室と教授室で、毎日研究活動が行われています。
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大学院生室の様子 | 教授室(左側)と院生室(右側)の間の廊下 |