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★バイオ研究室ってどんなところ?: 研究室ではどんな一日を過ごすの?

研究室にはどんな人がいて、どんなものがあって、何をしているのか、一般的なことを紹介します。 研究室選びの参考にもしてください!

研久太くんの一日

修士2年、専門は生化学。
研究室は、教授、准教授、助教、特任助教、ポスドク2人、博士課程5人、修士課程2人、学部生、テクニシャン3人、事務員2人、の計19人。
 

10:00
研究室に到着。
昨日の続きの実験(ウエスタンブロッティング)を始める。
 
10:30
待ち時間が1時間あるので、細胞培養室に行く。顕微鏡を覗いて細胞の育ち具合を確認。
 
11:10
一旦自分のデスクに戻り、論文を読む。
 
11:30
実験室に戻って、実験(ウェスタンブロッティング)の再開。結果の画像を取得する。
 
12:30
自分のデスクに戻り、画像の解析をする。
実験ノートにも結果をしっかり記載。
指導を受けている助教Aから「あのウェスタンどうなった?」と聞かれたので、結果を見せて軽くdiscussion。
 
12:50
同期Bと食堂に行き、昼食。
 
13:30
研究室に戻る。今日はマウスのケージ交換の日なので、動物飼育室に入る。博士過程の先輩C、後輩D、テクニシャンE、Fとともにケージ交換を進める。
 
14:50
ケージ交換を終え、研究室のミーティングスペースでちょっと一息。
 
15:00
実験室に戻り、電気泳動用のアガロースゲルを作製する。
 
15:10
大腸菌からプラスミド抽出を行う。
 
16:40
遠心機を回している間、30分の待ち時間がある。
50 mlの遠沈管が残り少なくなっていたため、発注する。
デスクに戻って、論文の続きを読む。
 
17:10
実験室に戻り、実験を再開。
 
18:00
抽出したプラスミドDNAの濃度を測定すると、少ない!助教Aのもとへ駆ける。
 
18:10
プラスミドDNAは、大腸菌の培養からやり直すことに...。その準備を始める。
 
19:00
作製したアガロースゲルを用いて、電気泳動を開始。
 
19:20
電気泳動の泳動中にコンビニに行き、食料を調達。
 
20:00
電気泳動の結果を確認。
 
20:20
自分のデスクに戻る。今度の実験に必要なプライマーを設計する。
 
20:40
2週間後のジャーナルクラブの発表担当になっている。スライドの作成を始める。
 
22:20
デスクでウトウトし始める。帰る!

培芭伊夫先生の一日

PI(教授)歴8年、専門は生理学。
研究室は、教授、助教2人、ポスドク、博士課程3人、修士過程、テクニシャン2人、事務員、の計11人。
 

 8:00
研究室に到着。
今日の午前中は講義なので、PCを立ち上げ、スライドのチェック。
昨日、事務員Aにレジュメの印刷を頼んでおいたため、部数を確認して講義室へ向かう。
 
 8:40
講義開始。学生はまばらで後ろの方に座っている
 
10:10
1限目終了。朝より学生が増えたような。教授室に一旦戻ってコーヒーを飲みつつ、メールを確認。
 
10:30
2限目開始。途中で修士課程の学生B、テクニシャンC、事務員Aが出席カードを配ってくれる。
 
12:00
教授室に戻る。講義の出欠の集計を、事務員Aに託す。
昼食をとりつつ、返信の必要なメールに返していく。
 
12:40
研究費申請のため文献を探していると、博士過程の学生Dが入ってくる。実験の相談をしたいそうなので、実験ノートを確認しながら今後の予定について話し合う。
 
13:10
研究費の申請書の作成を再開。
...と思ったら電話が鳴る。共同研究をしているE教授から、研究内容の確認の電話である。
 
13:30
申請書の作成を再開。
...と、また電話が鳴る。大学の事務からの連絡である。
 
14:10
来月学会で講演を控えているため、スライドの作成に移る。
 
15:00
教授室のドアをノックする音が。業者Fが新製品の宣伝でやって来た。使えそうな試薬であったため、サンプル品をオーダー。
 
15:20
スライド作成を再開しようと思ったが、ポスドクGの実験が気になり、実験室へ。
 
15:30
教授室に戻り、スライドの作成を続ける。
 
15:50
助教Hが、執筆した論文を送ってきたので、内容を確認する。いい論文になりそうだ!ヤッター
 
17:00
今日は週一回の勉強会の日。修士過程の学生Bが発表する。質疑が盛り上がる。
 
18:40
勉強会が終了。博士過程の学生Iが今日の実験結果を持って来た。Iを指導する助教Hを交え、結果を確認。
  
18:50
論文査読依頼のメールが来ている。軽く目を通す。
  
20:10
今日はもう帰ろう。