言葉として「レーザー」といいますが、実はレーザーという言葉は略語なんです。
これも研究を始めてから知ったことですが。
ightmplification bytimulatedmission of adiation
日本語訳では、
「輻射(ふくしゃ)の誘導放出による光増幅」です・・・・・・・
輻射(ふくしゃ)とは、物体から電磁波や粒子線などのエネルギーが放出されることです。
放出されたエネルギー自体も輻射といいます。
電磁波は、電波、赤外線、可視光線、紫外線、X線、ɤ線からなり
粒子線は、電子線、陽子線、中性子線などのことです。
誘導放出とは,
外からエネルギーを原子にあてることで、光粒子が飛び出していく、これがたくさん集まったものがレーザー光となって放出する現象です。
(難しいので、かなり拡大解釈してみました。)
アインシュタインによって提唱された概念です。
レーザー発振器の基本構造
レーザー光を発振する元となる物質:レーザー媒質
媒質にエネルギーを供給するもの:励起エネルギー
発生した誘導放出光を増幅するための反射鏡
レーザーの本などでよくみかける言葉として
波長
があります。
今後でてきますので最初に説明しておきます。
波長
まず、自然光、いわゆる太陽の光は、無数の波長の電磁波から成り立っています。
色としては赤からムラサキ、無色まで多様です。
レーザーはその中から1色だけを取り出して増幅させたものというわけです。
波長は長いなど、短いだの言います。
長い短いがなんだということですが
波長が長いのは赤、波長が短いのは青が、可視光では、代表的です。
波長が長い=屈折しにくい=深達度が浅い
短い=散乱しやすい=深達度が深い
となります。
具体的にどういうのが波長が長いのか
こたつなどは、赤外線を発していて、皮膚にあたるとじんわり温かいですね。
あれは皮膚の表面が温まっています。表面までしか到達していないのです。
紫外線は、太陽の光がサンサンと降り注ぎ、皮膚の中に入り、メラニン色素の産生を促したりしています。
いつの間にか深部まで到達しているのです。(ちなみに赤外線も紫外線も下の図をみる通り、可視光線ではありませんので、光に色はありません。)