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★読書会のはじめかた: 読書会にもいろいろある

一人で読書もいいけれど、みんなで読めば、もっと楽しい。 近頃話題の「ゆるふわ読書会」、これを読んで、君も企画してみよう!

Cuter読書会の記録:「阿Q正伝」

読書会の種類

課題本を決めるのにも、用意するものや当日のプログラムを考えるのにも、自分のやろうとしている読書会の性質を考えておく必要があります。

そもそも読書会って、どのくらいのタイプが存在しているのでしょうか?

筆者は読書会を以下のようなカテゴリーに分けてみました。

まず読書会が研究・学業向けのものか、それとも趣味の範囲で行うのか、という分類があります。学業のために行う場合、一つのテキストを分割し、それを参加者に割り振って順番に読んでゆく「輪読形式」と、テキストを事前に読んだうえで専門家を中心に報告・講義をおこなう「講義形式」に分けられます。

一方で趣味の読書会においては、「課題本あり」と「課題本なし」に分けることができ、「課題本あり」では比較的ページ数か少なく、内容もさほど難解ではないテキストを読む「ゆるふわ読書会」と、長編世界文学などを読み解く「重厚長大読書会」に分けられます。「課題本なし」のカテゴリーは、主催者が決めた課題本が存在しません。この「課題本なし」の中でも、大まかなテーマ(たとえば、「童話」についてなど)が決められていて、そのテーマに沿った本を参加者がめいめいで選んで読んでくる「テーマあり読書会」と、テーマもなくとにかく本を読んで来ればよい!という「テーマなし読書会」に分けられます。

今回このガイドでは、最もポピュラー(偏見)であり、かつ初心者にも始めやすいと思われる「ゆるふわ読書会」について見てゆきましょう!

Cuter読書会の記録:「トニオ・クレーゲル」