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私の卒論ができるまで: 笠 元(九州大学農学部・2019年卒): できるまでの道のり

九州大学の図書館でティーチングアシスタントとして働く院生が学部時代に卒業論文にどのように取り組んだか紹介します。

目次

初めに

できるまでの道のり 1/4

  • 卒論の内容と長さ
  • 最終提出までのスケジュール

できるまでの道のり 2/4

  • ラボ配属
  • テーマ決定
  • 実験の準備

できるまでの道のり 3/4

  • 実行、データ処理
  • 順調かと思えた卒論研究。しかし......

できるまでの道のり 4/4

  • 卒論としてまとめる
  • 修士でリベンジ

​Q&A​

  • 普段の生活との両立
  • 活用したツール

終わりに

  • オススメ本
  • 後輩へのメッセージ

卒論の内容と長さ

私の卒論のテーマは「魚類における栓球の抗原認識機構とその応答メカニズム」でした。

栓球(せんきゅう)とは、魚類の血球細胞の一つで、哺乳類における血小板と同じ働きをすると考えられてきました。私の研究は、この栓球がどのように魚の免疫機構に関わっているかということを、細胞の遺伝子レベルでの免疫応答をみて調べる研究でした。主に、細胞間のコミュニケーションに重要な役割を果たすサイトカインと呼ばれる分子の増減に注目した研究です。

私は国際コースに所属していたので、提出した卒論は英語でした。参考になるかはわかりませんが、ページ数は33ページで、全4313ワードでした。

実は私の卒論研究は実験で満足のいく結果が出せず、それにより苦労した部分が多いのでその際の経験を参考にしていただければと思います。研究活動というのは「未知の探索」ですので、必ずしも与えられた期間内で思い通りの結果が得られるとは限りません。思い通りにいかなかった場合にどのように対処し、改善するか、そして理由を考えるのも研究活動において大切な側面だと私は考えます。

最終提出までのスケジュール

私が卒論を提出するまでの大まかなスケジュールはこのような感じでした。

*注)国際コースなので、通常のコースとは半期ずれています。

時期   やったこと

3年前期

3年後期

4年前期

4年後期(7月)

4年後期(9月)

ラボ配属、テーマ決定

ラボ(キャンパス)移転、実験の一時停止

実験再開

卒論発表

卒論の完全版を提出

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ラボ配属

テーマ決定

実験の準備