さて、思い通りの結果が得られなかった場合卒論はどうなるのでしょうか。美しいデータではなくても結果は結果です。見なかったことにしてはいけません。その結果をどのように分析するかが大切になってきます。
私は卒論の大部分をこの「データのばらつきの原因」について言及しました。細胞純度、使用した実験動物、他の実験との比較などについて言及した上で、いかに改善できるかを結論としました。データが不安定でも原因が操作ミスなどにあるとは限らないので、「いかに精度を改善し本来の現象に目を向けることができるか」という事を考え、改善案として提示しました。
私は修士への進学を決めていたため、この経験をこの先の研究に活かすため、卒論の中で提示した改善方法を実際に私の修士研究でも取り入れています。現在はまだデータが揃っていませんが、卒論で得られたデータとはまた違う内容になりそうだと感じております。