Skip to Main Content

雪山・砂漠・オアシスに囲まれたところー日本と全然違う私の故郷の観光紹介ー: 新疆ウイグル自治区

このガイドはかつてあまりにも有名なシルクロードが貫いた大西北の歴史文化・観光スポット、美食などの情報を含めながら紹介したいと思います。

基本状況

新疆ウイグル自治区は中国の北西部に位置し、「新」と略称され、かつては「西域」と呼ばれ、面積は166万平方キロメートルで、中国の総面積の6分の1を占め、行政面積の最も大きな省です。北東部はモンゴル、西はロシア、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、南西部はアフガニスタン、パキスタン、インドと接し、国境線は5600キロメートルもあり、国境線の最も長い省(区)です。

画像: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』https://ja.wikipedia.org/wiki/新疆ウイグル自治区 (2020年9月14日参照)

民族

少数民族の人口は1096万4900人で、総人口の59.39%を占め、漢族は749万7700人です。主な民族はウイグル族、漢族、カザフ族、回族、蒙古族、キルギス族、タジク族、シボ族、ウズベク族、満州族、ダオール族、タタール族、ロシア族など13の民族です。

画像:明星娱乐 http://m.mingxing.com/mingxing/tuku/name/dilireba.html (2020年9月24日参照)

ウイグル族の人が目が大きく、鼻が高くて欧米ぽい美人が多いです。上図の方が中国の有名なウイグル族出身の女優(迪丽热巴)です。

一部参考:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』https://ja.wikipedia.org/wiki/新疆ウイグル自治区 

 

 

歴史

#この段落には歴史用語が多いので、歴史に関心のある方はお読みください。

古代中国から西域と呼ばれたこの地域は中央アジアや中国との政治的・経済的な繋がりを古くから有し、オアシス都市国家が繁栄し、漢代と唐代には、中国の直接支配下に置かれた時期もありました。

1755年にジュンガルにおける清朝の領域はほぼ確実なものとなりました。

1775年以降、清のジュンガル征服(清・ジュンガル戦争)にともなってその支配下に入るに至り、「ムスリムの土地」を意味するホイセ・ジェチェン(Hoise jecen、回疆)、「故土新帰」を意味するイチェ・ジェチェン(Ice jecen、新疆)などと清朝側から呼ばれました。

19世紀には各地で反清反乱が相継ぎ、ヤクブ・ベクの乱によって清朝の支配は崩れましたが、左宗棠により再征服され、1884年に中国内地並の省制がひかれて新疆省となりました。

一部参考:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』https://ja.wikipedia.org/wiki/新疆ウイグル自治区 

観光スポット

新疆には自然風景が豊かで観光スポットが非常に多いです。しかも、面積が大きいゆえに、観光スポットが離れています。ドライブで旅行するのがオススメです。

1、ウルムチ天池

  

画像:「セイナン・スカイ」中国西部旅行専門网 https://seinansky.com/xinjiang/tianchi.html (2020年9月24日参照)

ボゴタ山脈の主峰、モンゴル語で「聖なる山」を意味するボゴタ山の中腹にある美しい湖。ウルムチの北東約90キロ、標高約1980メートルのところにある半月形の湖で、まわりは針葉樹に囲まれ、万年雪を抱いたボゴタ山脈とのコントラストがとても美しく、地元では「中国のスイス」と呼ばれているほどなんです。 とても有名な観光地で、新疆を訪れる旅行者は必ずといっていいほど訪れる土地です。

シルクロードの秘境です。意外と観光メインになっており、ツアーでの参加がおすすめです。中国のスイスと呼ばれるだけあり圧巻でした。

2、ウルムチ 南山牧場

  

画像:「セイナン・スカイ」中国西部旅行専門网 https://seinansky.com/xinjiang/nanshan.html(2020年9月24日参照)

南山牧場はウルムチ南部の天山山脈北麓に広がる山丘地帯で、西から東に向かって数多くの渓谷が分布し、天然の牧場が多数ある、そのなかでも西白楊溝や後峡などが特に有名です。

渓流がいく筋も流れ、その一つ白楊溝一帯にはカザフ族の牧場があり、なだらかな緑の草原に羊の群れとパオが点々と見られます。 近年、冬のスキー場としても力を入れられ、できた「シルクロード・スキー場」は黒龍省の亜布力スキー場に次いで、中国で2番目大きいスキー場、冬季ではウルムチ観光の一つのポイントです。

3、新彊トルファン 火焔山

  

画像:「セイナン・スカイ」中国西部旅行専門网 https://seinansky.com/xinjiang/flaming-mountain.html(2020年9月24日参照)

 トルファン市街地の北東の郊外にそびえる砂岩の山。高さ約500メートル程度だが、赤い山肌がゆらめく炎のように見え、視線を釘付けにさせられます。

三蔵法師と孫悟空の一行が火炎にはばまれ、孫悟空が鉄扇公主と戦って芭蕉扇で炎を消し、土地を緑野に変えたという「西遊記」のくだりは、この火焔山を舞台にしているので、中国人の誰もが知っている有名な観光地です。

山の南側の道路沿いは旅遊風景区の建物以外何もないので、麓のどこからでも山並みがよく見えます。

ただし、夏は非常に暑くて本当に名前の通り炎のような山です。

一部参考:VELTRA ウルムチ・新疆ウイグル自治区 現地オプショナルツアー https://www.veltra.com/jp/asia/china/urumqi/ctg/161359:Tianchi/

美食

中国西方に位置する新疆ウイグルエリアは、トルコ系イスラム民族ウイグル族が住む土地です。宗教的な理由と、半遊牧の生活の民族だったこともあり、それほど羊料理がメジャーな地域なのです。

四川料理、広東料理などと共に、ウイグル族式、モンゴル族式、回族清真(イスラム風)など様々な料理が食べられます。新疆のシシカバブ-(焼羊肉串)は知らない人がない程有名ですが、羊の丸焼き、焼肉、ナンのほか、手づかみ飯(ポロ)など新疆の飲食文化の代表的なものも本場で味わってもらいたいです。また瓜やブドウなど果物も豊富。水分が少ないので甘味が凝縮しています。

1、シシカバブ

   

出典:腾讯网 https://new.qq.com/omn/20180621/20180621A1D6XD.html (2020年9月24日参照)

シシカバブは、中国語で「羊肉串(ヤンロウチュア)」や「カオ(火へんに考)羊肉串」と呼ばれている羊肉の炭火焼きです。 新疆ウイグル自治区のカシュガルでは、羊肉串とは、あまり呼びません。 単に「カオ肉(ロウ)」と言うことが多いのです。

炭火の上にジュジュッと脂が落ちる音と共に香ばしい脂の匂いが漂ってくると、もう我慢できません。匂いのもとは、串にさした羊を炭火で焼いている「烤羊肉(カオヤンロウ)」です。シシカバブとも呼ばれ、中国の西の端、新疆ウイグル自治区に住むウイグル族の名物料理です。少数民族のウイグル族は、豚を食べないイスラム教徒です。中国の漢民族の世界では、単に肉と言うと、主に豚肉をさします。また、看板などでよく見かける「大肉(ダーロウ)」も豚肉のことです。豚とは無縁のウイグル族の世界では、羊がランクが高い肉となっているのです。

 

2、ポロ(ピラフ)

   

出典:搜狐网 https://www.sohu.com/a/292471360_140295 (2020年9月24日参照)

羊肉と玉葱や人参などが入ったピラフ。ウイグルの代表的な米料理。新疆に隣接するウズベキスタンなどの中央アジアの国では、プロフとも呼ばれています。家庭料理として、また結婚式などのお祝い料理としても食べられます。お客をもてなす時などは、ポロの上に骨付きの羊肉を載せたものを出しています。

 

3,果物

  

出典;每日头条 https://kknews.cc/food/lk8ea9b.html (2020年9月24日参照)

新疆ウイグル自治区は、中国では有名な果物王国と言ってもいいところです。雨は極端に少ないですが、朝晩の寒暖差が大きいので、新疆産の果物は甘くておいしいのです。大きな都市なら、全ての町に特産の果物があるといってもいいぐらいです。ハミのハミ瓜、トルファンのぶどう、コルラの梨、アクスと伊寧(イリ)はりんご、アトシュのいちじく、カシュガルのざくろなどなど。中でもアクスと伊寧のりんごは有名で、中国の沿岸部でも人気があります。日本では最近、少なくなった紅玉タイプのこぶりで甘酸っぱいりんごです。

新鮮な果物もドライフルーツも新疆ウイグル自治区に住む少数民族のウイグル族の生活には欠かせないものです。すいかやハミ瓜は水分補給の水がわりでもありますが、ウイグル族はお客好きの民族です。中流以上の家庭なら、いつお客が来てもいいように大抵ドライフルーツとナッツが用意されています。あとは新鮮な果物を添えれば、立派なおもてなしセットになります。新疆ウイグル自治区に行ったら、安くておいしい果物を思いっきり食べて、お土産にドライフルーツを買いませんか! 

一部参考:エイビーロード https://www.ab-road.net/asia/china/kashgar/guide/gourmet/13799.html(このリンクはうまく繋がりませんので、URLをコッピーして検索してみてください)

                  風の旅行社 https://www.kaze-travel.co.jp/blog/silkroad_kiji031.html