ここまでの長旅,お疲れ様でした!
歴史の歩みに密接に関わり,人類の発展に大きく貢献した土木の魅力を少しでも感じていただけたら,嬉しいことこの上ないです。
しかし,今日までの土木の歩みは,紹介したような成功ばかりではありません。
時に技術者は大きな過ちを犯し,時に大災害は大きな脅威となり,多くの犠牲を出すこともありました。
(左 博多駅前の道路陥没事故 引用:フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」博多駅前道路陥没事 2022/3/12閲覧
右 阪神淡路大震災による高速道路の倒壊 引用:阪神高速道路50周年 https://hanshin-exp.co.jp/50th/short-story/past/story13.html 2022/3/12閲覧)
私たちの「当たり前の生活」は,土木に関わるすべての人の知恵と努力の上に成り立っています。
実感することは滅多にないですし,実感されないことがある意味土木技術者の一番の喜びかもしれません。
ですが,地下鉄や高速道路に乗る時,川や海沿いを歩く時,ほんの少しでも人類の叡智に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
旅のエンドロールは100年後の世界遺産(独断と偏見)です!
それでは,またいつか旅先で会いましょう!
① ②
③
①フェールウェメール送水路 オランダ 道路と水路の立体交差 引用:googlemap 2022/2/24閲覧
②ゲーツヘッド・ミレニアムブリッジ イギリス 船が通る際は,橋ごと回転して高さを確保する。 引用:Archstructure.net http://www.archstructure.net/contents/gateshead/index.html 2022/2/24閲覧
③故中村哲医師によるアフガニスタン開墾,左は2003/6/2,右は2012/8/14時点 同じ地点だが,中村氏の尽力により緑化が進む 引用:アフガニスタンにおける大いなる実験 http://www.jiid.or.jp/ardec/ardec64/ard64_info_afg.html 2022/2/24閲覧