九大図書館にあるおすすめ本紹介します！（2017年）: 【第8回】 新しい扉を開いてみよう

【2018年はワールドカップ！　ロシアより愛をこめて】
ロシアをはじめ、世界各国の歴史に残る名スピーチと名言集。これを使ってロシア語の学習を始めるもよし、ただ名スピーチ・名言集を眺めて勇気をもらうもよし。
Дѐямельносмь - едúнсмвенный пчмь к знáнцю. Б. Шóу　
行動は、知への唯一の道なり。バーナード・ショウ

科学と哲学は一見遠い存在の様ですが、古い時代から関連があります。哲学書に慣れていない理系人には難しい内容ですが、この本はアインシュタインやダーウィンなどの著名人の話から、現代科学がかかえる哲学的問題を覗くことができます。よくよく日頃の実験を振り返ってみると、実験結果から哲学的問題が現れて来そうです。自身が実験で用いている理論や法則を再考するきっかけになると思います。
科学哲学という未知の扉を開くためにおススメする一冊です。

以前、たまたま『情熱大陸』で“こんまり”を観たとき、正直マユツバものだな～と思いました。でも実際にこの本を読んでみて、海外でもベストセラーになる理由が分かりました。片付けって単に物を捨てたりお掃除したりするだけではなく、自分の人生や心の中まで見通せるようになるんですね。
第1巻は片づけの全般的な極意について、第2巻は具体的な収納方法やたたみ方がイラストになっていてさらに読みやすくなっています。

三枚おろしってしたことありますか？
私は切り身しか買わないし、出汁も顆粒で十分な人間です。
でもせっかく青魚が美味しい冬、食材も痛みにくいこの時期にトライしてみませんか？私のような人間が主流派（であってほしい）の中、魚を三枚におろせたら、周りから羨望のまなざしを浴びること間違いなし!!

毎日自炊している人もそうでない人も、1人暮らしの人も家族の分も作っている人も、あらゆる方々におすすめする本です。
週末の90分で平日を有効活用し、豊かな食生活をおくる1年にしませんか？

とっても絵が綺麗な絵本です。窓を開けると、だいすきな風景が広がっている。
だからやっぱりここが好き。
文字は少ないですが、なんだか元気をもらえる本です。

悩み多き青年がアルフ・アドラーの思想を説く哲学者と対話をすることにより、「世界はどこまでもシンプルであり、人は今日からでも幸せになれる」ことを理解していく過程が生き生きと描かれています。
初めから殆ど最後まで生意気で批判的で、哲学者を論破しようと躍起になる青年ですが、ついには幸せになれることを受け入れ、哲学者とシンクロします。最後のシンクロには少し笑ってしまいましたが。思想を説いていますが難しいことは無く、まるで演劇を見ているかのようにその世界に引き込まれてゆきます。
嫌われる勇気を持ちました。

「箱」から脱出と言われても、そもそも「箱」になんて閉じこもってないし･･･。多くの人はタイトルをみてそう感じるかも知れません。
そんな人こそ、この本を手にとって見てください。自分の周りで上手くいかないことは気付かないうちに「箱」に閉じこもっているせいかも。

なんと初版は1936年という超ベストセラー。人を動かす原則が、実在の人物の行動・経験を例にふんだんに収められています。
昔も今も、人に関心を持って好きになることが、人を動かす原則です。忙しい毎日で苛立ったり、他人に気を遣う余裕がなくなってしまったりしたときに、是非この本を思い出して頂きたいです。
人を動かす秘訣が、自分の心もいい方向へ動かすでしょう。

前人未到の「永世七冠」を達成した羽生善治棋聖のベストセラーです。切り口は将棋ですが、その真髄は、仕事・勉強・私生活、もちろん大学生活にも活きるものごとの捉え方やメンタルコントロール術となっています。表題の「決断力」に留まらず「勘」「集中力」「継続力」の大切さも、自身の経験から述べられています。
ページ数も多くなく、一気に読み切ってしまいそうですが、読了後に心に残る言葉は、深く重いものでしょう。

ロサンゼルス五輪で金メダル獲得した柔道家、山下泰裕氏の著書。
神奈川県体育協会会長を引き受けた彼は、県の教育改革に積極的に取り組む。柔道を通じて国際協調を進めたいと考え、ロシアで柔道教室を開催し、中国に柔道場を建てる。
「自分より大きなものを背負っている時にこそ、人は大きな力を出せる」と考える彼に習い、何かを背負うことに挑戦してみよう。

この本の白眉はどこか．それは主人公の本田少年，あだ名をコペル君と名付けられた少年が，図らずも友人たちを裏切ることとなってしまったあと，何度も何度も後悔する場面である．人間の失敗と後悔こそが，人間をより正しい道に近づけるものであると，そう訴えてくる．
そしてそれは，この本の著者自身が，自由が失われてゆく時代のなかで声を上げることができなかったことを後悔している姿を感じさせる．1937年を生きる若人に宛てられたメッセージは，80年を経ても語られる価値のある言葉として遺っている．

全世界で2,000万部のベストセラーをマンガにして分かりやすくした本。アメリカ建国以来発行された約200年分の「成功」にかかわる文献を調査し、その中で不変であった7つの法則を「習慣」としてまとめられています。九大図書館には完訳本もありますが、かなり読みづらいので、まずはマンガからどうぞ。こちらも目からウロコの超おすすめ本です！

アメリカに武者修行に出た20歳の若者が、アメリカ人大富豪からお金持ちになる秘訣を教わる・・・という内容ですが、読んでみるとそんな短絡的な本ではないことがすぐ分かります。幸せなお金持ちになるための17の秘訣は、そのまま幸せな人生を生きるためのコツになるんですね。目からウロコの自己啓発本、超ベストセラーなのも納得です。

紀元前500年頃に書かれた世界最高の戦略書を人生のガイドブックとして実益書にしてしまった「超訳」ぶり、とても面白いです。
ありがちな「他者を認めましょう」「人格者になりましょう」ではなく、「相手の痛いところをつけ」「自分が常に優位に立てるようにしろ」などアグレッシブなルール満載の自己啓発本です。