九大図書館にあるおすすめ本紹介します！（2017年）: 【第2回】 気分転換できる本

「路地」って興味ありませんか？
旅好きの方も、そうでない方も、世界の綺麗な路地に魅了されるでしょう。
路地の色使い、雰囲気、生活感のどれもが心を癒し、旅に出た様な気分にさせてくれます。世界の路地を旅しましょう。

各月ごとにぴったりの紅茶とお菓子をレシピつきで紹介した本。
疲れたときにほっと一息つくのにぴったりだし、かわいらしいイラストがまた気分を癒してくれます。
ちなみに夏のおすすめは、アールグレイやハーブを使った冷たいお菓子。
姉妹本（カレルチャペック紅茶店のレシピ）は写真がメインで、こちらもぜひ。

梅雨の季節にみっしりと現れる黴や、きのこの間からぱらぱらと落ちるアレ、そう、なんともめずらしい「胞子」に関する名作選集、です。
珍しいのはタイトルだけではありません、ぜひ手にとって見てください。
有名どころの作品もたくさん掲載されているので知っている作品もあるかもしれません。しかし凝った紙と次々変わるフォントのおかげで、なんだかまったく知らない作品を読んでいるような気持ちを味わえます。読み終わった後、本っていいなあと一息つける素敵な本ですよ！

なんとなく落ち込んだとき、うまくいかないことが続くそんな「ブルーデイ」にはこの本を開いてみてください。動物の写真と短い文章なので力を抜いて楽しめる本です。
私のお気に入りの言葉はTry seeing things from a different perspective. (物事を別の角度から眺めてみよう。) です。

「夢をかなえるゾウ」の作者による、人生を楽しく過ごすためのメッセージが詰まった本。
たくさんのわんこの写真とそれに関連する教えが、偉人たちの名言と共にちりばめられています。
たんなる写真集としても、人生のおともとしてもおすすめ。

わんこに続く、にゃんこ版。
わんこは「ワンチャンス！」と厳しめなのにたいし、「ニャンとかなる」なんて、ネコの方が意外にやさしいのか・・・？
わんこ派の私には少々納得がいかないのですが（笑）

1902年の初版本を複製したもので、とても小さくてかわいらしい絵本。
邦題は『ピーターラビットのおはなし』として有名です。
もともと子供向けに書かれたものなので、文章も短く簡単な英語で書かれており、さっと読めます。
なによりおなじみの挿絵にほっこり♪

たとえば新しい靴が欲しいなと思った時、妙に周りの人の靴が目に入ってきて「皆ものすんごくおしゃれな靴はいてる！」ってびっくりすることありませんか？
今まで気がつかなかったことに気がつく瞬間、「私」の都合で世界ってくるくる色を変えるんだなあと新鮮な気持ちになりますね。
この本も読みやすい絵本の形をとりながら、読む人によってさまざまに色を変えてくれる本だと思います。

ある国の選挙で勝利を収めた「健康健全党」は「チョコレート禁止法」を出して、甘い物を世の中から一掃していきます。そんな中、二人の少年がチョコの密造（bootleg）を始め、当局と戦いを繰り広げます。
一見愉快な児童文学ですが、大人が読んでも示唆に富む内容です。
何より注目すべきは、イラストから文字まで全てチョコレート色の装丁！
とにかくチョコレートが食べたくなる本です。（ダイエット中の方は要注意！）
ちなみに原書（原題はBootlegで中央図書館にあり）は板チョコ仕様。

脳科学者、茂木健一郎の著書。
集中するための脳の使い方を解説し、「フロー体験」によりゾーン状態に入る方法を伝授しています。
この1冊で、最高のパフォーマンスで仕事も勉強も取り組むことができる「脳」を培うことができるでしょう。

「働くとは」「社会の中でどう生きていったらいいか」といった、私たちがよく陥る悩みに、7人7様の授業をしてくれます。
6次限目の太田光先生（爆笑問題）は、将来が不安な人は「赤毛のアン」を読め！と言ってます。そういえば茂木健一郎さんも、少年の頃からの愛読書が「赤毛のアン」で、関連書（「赤毛のアン」に学ぶ幸福 (しあわせ) になる方法）も出しています。男性も虜にする少女文学、こちらもセットでぜひご一読を。

人生の岐路で迷った経験は誰しもあるはず。もちろん答えは自分で悩んで考えて出さなければなりません。この本には答えが書いているわけではありませんが、今まで気付かなかった自分の考えを引き出すのに役立ちます。
「選択肢は増えたけど、選ぶ自分はいるのか？」
自分自身と向き合い、意志のある選択をすれば、きっと自分の進むべき道が見えてくるでしょう。

「今日はあの先輩Ｄｒと組む日か・・・また言われるのか・・・」なんて思って憂鬱になっているそこの若手Ｄｒへ。
苦手な患者さん、医局の同僚、上司、部下。いつもわかっているのにイライラしてしまう・・・。イライラする自分も嫌になる・・・
色々な人と接する仕事だからこそ、この考え方は一読しておくと、かなり、とても、よいかと・・・。

転職雑誌に掲載された著名人のインタビュー50人分を集めた本です。
青色発光ダイオードでノーベル物理学賞を受賞した中村修二氏の「会社を辞めるのは、とてもいいことだ」などまじめに働いている人ほど刺激の強い言葉もあります。
その道のプロ50人の経験や考え方は、仕事で悩んでいるあなたの助けになるはずです。

この本のタイトル、耳にしたことがある方もいるのでは？
主人公は小学生の息子がいる41才の主婦で、彼女が救われていくストーリーが元になっているのですが、どんな人でも自分に置き換えて考えることができ、そして心が洗われます。
「人生は自分の心を映し出す鏡」自分の心の持ちようで、家族・友人・恋人など、あらゆる人間関係をよくするヒントがつまっています。

東大・京大のパズル同好会が腕によりをかけて作ったパズル集。
楽しく気軽に自分の能力を向上させ、柔軟な発想力を鍛えることができます。パズルを解いて頭をスッキリさせる経験を蓄積していくことは、新しい物事に積極的に取り組むことに対する自信をあたえてくれます。
忙しい勉強の合間の気分転換にどうぞ！
飲み会のネタにも使えます！！

なにかが起きそうな感じがする･･･。そう思っていた「ぼく」は、学校からの帰り道自分とそっくりの少年を見つける。その少年を追いかけているうちに「ぼく」は夢の世界に迷い込んでしまう。次から次に夢の中を冒険する「ぼく」は無事、冒険の世界から戻ってこられるのか？！
1つの夢の冒険が25ページくらい、全体でも200ページなのですきま時間に読むのにおすすめです。読み終わったあとなんとなくあたたかい気持ちになる本です。

九州大学附属図書館には、探せばマンガだってあります。
このマンガは、病院勤務の管理栄養士である主人公が、入院患者ひとりひとりの事情に寄り添い、「食」の面から恢復をサポートしていくお話です。病院食の裏側も垣間見え、医師や看護師だけでは、入院する患者さんを支えることは決してできない、という（当たり前の）ことを思い知らされます。
古き良き少女漫画の画風とともに、ご堪能あれ。

犬とお父さんの物語。平凡で幸せな日常を過ごしていたが、お父さんと旅に出ることになったハッピー。
心は幸せだが悲しい最後が待ち受けていた。
犬を飼った経験のある方ならだれもが感じたことのある感情を思い出させてくれます。心が綺麗になる一冊。

いわくつきの館、無人島、やがて起こる連続殺人事件、絞殺！撲殺！青酸カリ！どーん！
ミステリ好きがわくわくするモチーフがこれでもかと詰め込まれた小説です。
驚くべきはこの作品が発行されたのはなんと今から30年前。大昔の作品と侮るなかれ、ラストで明かされるトリックには「ええ～そうだったの～」と気持ちよく悔しがれる傑作となっております。ぜひ手にとってみてください……
あっ、最後の方を気軽にめくってはいけませんよ。

技術発展のための犠牲はある程度仕方ないことですが、そんな「犠牲」の中でも歴史上特にブッ飛んでた例が詰まっているのが本書です。
麻酔開発のために麻酔候補をひたすら自分の身体で試したり、寄生虫の感染経路を知るために死刑囚に寄生虫を飲ませ解剖したり、漂流者が生き延びるために海水は飲んで大丈夫かを確かめるために実際に漂流してみたり…笑える話から笑えない話まで盛りだくさんです。
念を押しますが全て実話です。

トイレについてここまで深く掘り下げた本はあるのだろうか。
トイレの比較文化的研究が今まで知らなかったトイレの奥深さを明らかにしています。
海外旅行でトイレに困った経験のある方は、何故困ったのか、理解することができるでしょう。

面白い話は会話を弾ませますが、人を笑わせられる話をすることはムズカシイ…。
しかしこの本を読めば、話に“オチ”を付けるテクニックがわかります。オチにも種類があり、様々な種類のオチについて例文（笑える小話）を示しながら解説、練習問題（!）もあります。
ただ読んでいても笑える、面白い一冊です。

この本は２つのパートからなっています。
前半は、ユーモアとは何か、ユーモアはなぜ面白いのか、ユーモアにはどのような効用があるのか、ユーモアについて解説されています。
後半はひたすら、ユーモアのある話を読むことができます。
思わずニヤリとしてしまうでしょう。