九大図書館にあるおすすめ本紹介します！（2017年）: 【第10回】 心を動かす文章術、思いを伝えるプレゼン術

「遺伝研メソッド」と銘打たれ、プレゼンを英語でしなきゃならない日本人に贈られる講義が一冊の本になりました。スライドのデザインよりも伝え方・話し方に焦点を当ててくれています。各トピックは、発表の際に日本人的発想が陥りやすいミスや、日本人英語がぶつかりやすい壁などを例に始めてくれるので、自分の中で納得しながら読み進めることができます。動画・音声データ付き、演習問題もありの上質なテキストです。

なぜシリーズのプレゼンテーション版です。プレゼンが上手く出来ているつもりでも、まだまだ改善の余地があることを思い知らされます。
一流の先生が伝える40個のテクニックが、どの様にプレゼンというものを意識すればいいのか、どの様に発表を行えば聴衆に伝わるのか、分かり易く簡潔に説明しています。
途中に挟まれているコラムが、本書の内容を踏まえてプレゼンを改善していく具体例となっているので、自身のプレゼンの修正過程がすぐにイメージ出来ます。

学会発表や論文では、読ませる・注目させることが重要です。論文は、体裁や使えるフォントが限られてしまいますが、発表スライドなら、工夫次第で何倍も魅力的なものに仕上げることができます。研究者の僕たちが必要なのは、デザインの「センス」ではなくデザインの「ルール」。基本的な知識や教養があれば、たとえセンスがなくとも伝わりやすい・見やすい資料を、体系的に作れます。あなたの資料に足りない魅力は何でしたか？

伝わるPowerPointプレゼンのための、全てが視覚的な指南書です。文章で書かれても具体的なイメージが湧かないので、結局役に立たないということはありませんか？この本では、全てイラストでスライドの修正過程が書かれているので、文章を読まずともスライドの改善の過程が分かります。さらに、全てカラーなので配色にセンスが無い方も参考になります。これを参考に自分のスライドを修正し、プレゼンに関するQ&Aを読めば、学会発表が楽しみになることでしょう。

「デザイン術」とありますが、おしゃれとか色とかの要素は二の次で、ともかく自分のポスターに注目してもらえ、読んでもらえるかに集中した本です。特に最後のQ&Aだけでも読むべきです。上のプレゼン本とセットでどうぞ。

この本を読み終わって気付きました。本のタイトルにすでに文章テクニックが使われていて、まんまとこの本を手に取らされていたことに・・・。
簡単ですぐに使える77のテクニック。短い文章で印象に残るそんなタイトルや見出しがきっと書ける！

TEDを見たことがある人なら、誰しもあのプレゼンに引き込まれたことでしょう。そんなTEDトークがこの本を読めばできる？！最高のプレゼン術を手に入れれば、あなたの話に会場中が耳を傾けてくれるはずです。
続編として「実践編」も伊都図書館にあります。

TEDトークで話す様々な分野の著名人のプレゼンは、観客を魅了し、心に残ります。何故そのスピーカーが著名で一流であるのかが分かります。この本では、優れたTEDトークを分析、研究して、その極意を解説します。学会発表では使う時間のないテクニックもあり、基調講演などに向いている内容ですが、自分のプレゼンに足りなかったものが何かを知るにはうってつけの1冊です。紹介されている６つの要素をたきたき込めば、世界をも魅了するプレゼンを披露することへの近道となるでしょう。

「プレゼン力があれば人生は変わる」これが著者からのメッセージです。確かに156ページからの「私が考えた絶大な効果を発揮する現場テクニック14」は、これを意識的にでもできるようになれば、プレゼン以外にも応用できて、人生変わりそう。

人前で話すのが苦手な多くの日本人を救ってくれる、素晴らしい本です。これまでのプレゼンやポスター発表で悔いが残っている人は必読！次の発表が楽しみに思えるようになるためのテクニックが満載です。

TEDのスピーカーや、スティーブ・ジョブスやオバマ前大統領たちの華麗なプレゼン･･･　アメリカ人と日本人は違うと思いがちですが、彼らだって最初からあんなにうまいわけではありません。アメリカでもプレゼンに悩む人は多いわけで、この本はそんなベストセラーの一つです。

言わずとしれたベストセラー、タイトルだけでも知っている方も多いのでは？
先生や先輩に時間を割いてもらいたいとき、メールでお願いをしたいとき、ちょっとした伝え方や言葉の使い方を知っておけば、あなたの研究や仕事がこれまで以上にはかどること、間違いなし！

「一言で説明できる企画には、シンプルな軸がある。そうでなければ、まだ煮詰まっていない」
テレビ番組を企画する放送作家が書いた、アイディアを実現させるためのコツが詰まった本。人を惹きつけたいプレゼンを作るための考え方が学べます。

伊都図書館の就活コーナーにある本で、もちろんESや面接（自己紹介や志望動機）対策に最適な内容です。でも申請書を書くときや発表原稿などのシナリオを準備するときに、自分の研究や考えを整理するのにも間違いなく使えます。ワークシートの部分はコピーして実際に作業してみることをおすすめします。