睡眠中の脳波を測定することも、賦活のひとつになります!
起きているときよりも睡眠中のほうが異常な波形が出現することが多いからです。
患者さんに電極をつけ、そのまま寝てもらいます。
"睡眠にはいくつかのステージがある"ことを知っていますか??
睡眠のステージは、大きくレム睡眠とノンレム睡眠の2つに分かれます。
この2つには、”頭が眠っているか””体が眠っているか”の違いがあります。
<レム睡眠=体の眠り>
レム睡眠は一般的に、頭が起きていて体が眠っている状態だといわれています。
脳波は覚醒しているときに似ている形になってきます。水平方向に高速に動く眼球運動や、抗重力筋の筋力が低下します。
<ノンレム睡眠=頭の眠り>
ノンレム睡眠では反対に、頭が眠っていて体が起きている状態だといわれています。
さらにノンレム睡眠は、StageⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳの4つに分かれます。
「レム睡眠⇒ノンレム睡眠」の周期は約90分間隔で繰り返され、1晩に3~5回周期が出現します。
覚醒しやすい状態をつくるため明け方に近づくにつれ、レム睡眠の時間少しずつ長くなっていき、ノンレム睡眠の深度は少しずつ浅くなっていきます。
↑睡眠経過図の一例
パブリック・ドメイン / File:Schlafstadien einer nacht.svg
アップロード者:Markus Mueller / Wikipedia