本ガイドでは、「パワースペクトル」という考え方を用いて、
私たちにとってとても身近な「声」を題材にして、お話ししました。
本ガイドを通して、少しでも興味を持っていただければ幸いです。
そして、「音」や「声」に関する本が少しでも読みやすくなれば嬉しく思います。
(本ガイドは、音の本に興味を持っていただくことが目的ですので、
学術的にはあまりしっかりとしていません。
きちんと勉強されたい方は、この後で紹介するような本をぜひ読んでいただければと思います。)
なお、本ガイドで紹介したのは、「会話での声」です。
ですので、「歌声」や「叫び声」などでは、また話が変わってくるかもしれません。
ここで、「かもしれません」と言ったのは、これらがまだまだ研究中だからです。
「歌声」や「叫び声」などは「会話での声」よりもはるかに大きいので、
もしかしたら、楽器のように、声道からの「跳ね返り」が発生し、
「声帯が上手く振動できず、声が出せない」、
なんてこともあるかもしれません。。。
このように、私たちにとても身近な「声」を例にとっても、
まだまだわからないことがたくさんあるのです!
もしかしたら、あなたの周りにも大発見の種が落ちているのかもしれませんね!
本ガイドで、参考にしました図書などを紹介します。
これらの本は、芸術工学図書館にも蔵書されていますので、
ぜひご利用いただければと思います。
(芸術工学図書館は、学生だけでなく、一般の方も利用できます。
詳しくは、図書館職員にお尋ねください。)