本ガイドでは、「音」の正体や性質について紹介してきました。
私たちにとって、とても身近で、存在して当たり前な「音」ですが、
本ガイドを通して、少しでも興味を持っていただければ幸いです。
そして、「音」に関する本が少しでも読みやすくなれば嬉しく思います。
(本ガイドは、音の本に興味を持っていただくことが目的ですので、
学術的にはあまりしっかりとしていません。
きちんと勉強されたい方は、この後で紹介するような本をぜひ読んでいただければと思います。)
「音」はその身近さのために、古くから研究が進んでいますが、
未だにわかっていないことも実は多く存在するのです。
「音」の不思議を研究する学問を「音響学」と呼びます。
世界には多くの音響学者がおり、組合のようなものまであります。
それを「学会」と呼びます。
音響学の中で、一番大きな学会がアメリカの「アメリカ音響学会」です。
学会は定期的に、研究者の発見を雑誌にしてまとめており、
アメリカ音響学会が発行する
「アメリカ音響学会誌(The Journal of the Acoustical Society of America)」には、
今でも、音に関する多くの新事実が発表されています。
もちろん、日本にも音響学の学会があります。
それは「日本音響学会」です。
日本音響学会も毎月雑誌を発行しており、日々新たな事実を発信しています。
日本の音響学の先頭に立って、新たな発見や技術を開拓しているのです。
繰り返しますが、「音」は非常に身近な存在です。
それでも新しい発見が未だに発表されています。
もしかしたら、あなたの周りにも大発見の種が落ちているのかもしれませんね!
本ガイドで、参考にしました図書などを紹介します。
これらの本は、芸術工学図書館にも蔵書されていますので、
ぜひご利用いただければと思います。
(芸術工学図書館は、学生だけでなく、一般の方も利用できます。
詳しくは、図書館職員にお尋ねください。)