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★線虫 C. elegans ~約1ミリのモデル生物で切り拓く生命科学~: はじめに

たった1ミリのモデル生物、線虫C. elegansを用いた研究について解説します。

このガイドの著者

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大西 湧己
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本ガイドは図書館TA(Cuter)として勤務した際に作成したものです。
勤務期間 :2020年5⽉〜
作成時⾝分:⼤学院⽣(一貫制博士課程)
作成時所属:九州⼤学⼤学院システム生命科学府システム生命科学専攻

脳の不思議に興味のある(ごく普通の)大学院生です。
マイペースで頑張ります。

このページでの参考文献

「モデル生物」を用いて、生命科学の研究をおこなう

モデル生物とは?

 生命科学の研究では、よく「モデル生物」が用いられています。「モデル生物」とは、読んで字のごとく「様々な生物を代表したモデルとして、研究に用いられている生物」です。モデル生物として用いられている例として、動物では、マウス、ラット、ショウジョウバエ、メダカ、酵母菌などが、植物では、シロイヌナズナ、アサガオなどが挙げられます。(過去のガイド(『実験!モデル生物図鑑』)にて、様々なモデル生物について紹介されています。)

【図1】様々なモデル生物

 

なぜ、「モデル生物」と呼ばれるのか?

なぜ、これらの生物は「モデル生物」と呼ばれるのでしょうか。それは、これらの生物の多くに共通して、研究が行いやすい特徴を幾つか有しているからです。例えば、「サイズが小さく、飼育がしやすい」、「世代交代が早く、(個体が)増えやすい」、「全ゲノム配列(全ての遺伝情報)が解読されている」、「遺伝子組換えがしやすい(→遺伝子の機能の解析がしやすい)」などが挙げられます。

 

では、実際に「モデル生物」のこれらの特徴を活かして、どのような研究がなされてきたのでしょうか?今回は、ある「モデル生物」を例にご紹介していきます。

 

今回紹介する「モデル生物」は、、、

 皆さんは、↓の生物は何だがご存じですか?

【図2】 今回紹介する線虫 C. elegans Wormatlas(https://www.wormatlas.org/hermaphrodite/introduction/IMAGES/introfig1leg.htm)より引用

 

 これは、線虫C. elegansという、体長約1ミリの生物です。今回は、この小さなモデル生物を用いた数々の研究について解説していきます。まずは、「線虫C. elegans」とは何者なのか、ご紹介しましょう!

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