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救急外来で出くわす症候別疾患: 終わりに

救急車を呼ぶか呼ばないか

救急車をタクシー代わりに使う人がいるなどというニュースがあったこともあり,この症状で救急車を呼んで良いものか?と悩む人も最近は多いかと思います。

また救急車を呼ばずに自力で病院に行くにしても何科にかかればいいのかわからないという話もよく聞きます。

救急車を呼んで良いのか,何科にかかればいいのか悩んだ時には救急相談センターに電話で相談することも出来ます。

救急健康相談センターに電話すると

・医療機関の案内 
・応急手当のアドバイス 
・医療機関への交通手段の案内 
・必要な場合は救急車の出動 

といったサービスを受けられます。

 

お住まいの地域ごとに電話番号が違いますので、その点はご注意ください。

お住まいの地域の救急健康相談センターの番号を前もって調べておけば、いざという時によりスムーズに相談できますので、是非この機会にお住まいの地域の救急健康相談センターの番号を調べておいてみてください。

 

また以下のようなページでも、小児救急、健康相談など様々な相談ができる窓口が紹介されています。急な症状でどうしていいかわからない時、長年悩んではいるが病院に行くほどではないと思い、相談できずにいたことなど様々なことに対応されています。こちらもご一読してみていただければ幸いです。


厚労省のページ
http://www.mhlw.go.jp/topics/2006/10/tp1010-3.html

福岡県のページ
http://www.fmc.fukuoka.med.or.jp/qq/qq40gnconwin.asp?hoken=9050

終わりに

ここまでやや専門的な話、単語が続いてしまいましたがみなさんいかがだったでしょうか?

発熱や頭痛など、誰もが体験したことがある症状の中にも危険な疾患は潜んでいます。

この痛みは今まで感じたことがない、何か変だ、気になるというような症状の時には医療機関を受診するようにしてください

また市中病院の実習では、「よくあるような症状でも、軽症にとらえるのではなく、よくあるような症状なのにこの人が今回病院を受診したのはなぜなのか?今はよくてもピーク時にはひどいのかもしれないし、症状を長い間繰り返しているのかもしれない。そういったことまで考えれる医師になってください。」という言葉をいただきました。

医療系学部の学生同士共有しておかなければならない考え方だと思います。

最期になりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。皆さんの中に何か残るもの、いざという時に思い出せるものが残っていれば幸いです。

作成者

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小池 研太朗
連絡先:
本ガイドは図書館学習サポーターとして勤務した際に作成したものです。

勤務期間 :2014年5月~2015年11月
当時の身分:学部5~6年生
当時の所属:九州大学医学部医学科