Polymerase Chain Reaction (PCR)
ポリメラーゼ連鎖反応
1.熱変性 2.アニーリング 3.伸長反応
の3つのステップにより、目的領域を増幅します。
JoVEというJournalで、PCRについての動画があります(PCR:The Polymerase Chane Reaction)。
ガイドもあります!「動画で学ぶ!PCRの原理」
遺伝子の特定領域におけるメチル化の程度をPCRを用いた方法で評価できます。
バイサルファイト(亜硫酸水素塩)処理により非メチル化シトシンはウラシルに変換されますが、メチル化シトシンは変換されないので、バイサルファイト処理後にシーケンス解析を行うことで、メチル化シトシンと非メチル化シトシンを区別することができます。
これは、バイサルファイトシーケンスという方法です。
コロニーダイレクトPCRは、遺伝子クローニング実験において大腸菌などから目的のインサートが挿入されたか確認するのに便利な方法です。
しかし、インサートによっては増幅しにくい配列があるので、コロニーPCRでなかなか出ないときにはプラスミドを抽出して確認するのがいいと思います。コロニーPCRで出なかったけど、実は目的のものが出来ていたことがありました。
方法は簡単です。コロニーを滅菌爪楊枝でつついて、PCR反応液にチョンと付けるだけ。あとは通常のPCRです。
TaKaRa Bioさんのクローニング実験ハンドブック‐保存版‐に詳しいです。
Polymerase Chain Reaction (PCR)を使わない研究者はいないのではないでしょうか。ここではPCR実験に役立つ情報を提供します。
プライマーを設計できるWeb tools
PCRで重要なのは、なんといっても、目的領域を特異的に効率よく増幅できるプライマーの設計だと思います。上記のサイトは、多くのアルゴリズムにより、最適なプライマーの候補を挙げてくれます。プライマーを設計したら、実際に増幅できるかチェックが必要です。