Welfare breach prompts Nature to update policy on publishing animal experiments (Nature)
2011年にNatureに掲載された論文で、大きすぎる腫瘍が議論を呼びました。巨大な腫瘍ができたマウスの画像は、目を背けたくなるものでした。この件に対応してNatureは、動物実験ポリシーを改定しています。
腫瘍の大きさなどは、所属施設の規定などで定められていることがあります。要確認です。
動物実験を行うにあたり、関連法規を遵守しなければなりません。
文部科学省の指針、「研究機関等における動物実験等の実施に関する基本方針」。
法律上の罰則、「動物の愛護及び管理に関する法律」。
遺伝子組換え動物(生物)を用いる場合、「遺伝子組換え生物等の使用等の規則による生物の多様性の確保に関する法律」(カルタヘナ法)。
こちらのガイドもご参照下さい。動物実験の基礎(マウス)。
実験動物を用いた研究は、in vitroでは分からないin vivoでのダイナミズムを解明するために極めて重要です。
動物福祉を十分に配慮し、再現性のある実験結果を得るため、実験動物に関する知識を学びましょう。
北海道大学大学院獣医学研究科の鍵山先生、伊藤先生により作成された、動画で学ぶことができる教育訓練用の教材を提供しています。
PDFでもダウンロードできます。推薦書籍の紹介もあります。
2010年にPlos Biologyに公表されたガイドラインです。論文に記載すべきことが記載されており、参考になります。日本語版もあります。
現在、多数の学術雑誌、主要な資金提供機関、および多数の学会によって支持されているようです。
農林水産省のホームページ。家畜系が主ですが、広くアニマルウェルフェアの考えを学ぶには参考になります。