1. 安い!布製収納ボックス・スツール
100円ショップに(300円くらいで)よく売ってあります。衝撃を受けると壊れてしまう恐れのあるものはプラケース等で保存すると良いと思いますが、衣服やコード類に関してはコレにまとめて、持ち運びも楽にしてしまいましょう。何より使わない時には上の写真のように畳んで保存することができます。
もっと丈夫な物が良い、という方にはスツールボックスをオススメします。上蓋がクッションになっており、収納兼椅子として使用できます。
2. 掃除機が面倒な日に!フローリングワイパー
掃除を進めると逆に少しの埃や髪の毛が目立って見えてきてしまいます。しかし毎日のように掃除機をかけることは日々忙しい学生には難しいことです。そこでフローリングワイパーでササッと拭いてしまえば埃や髪の毛は充分回収できます。もちろんラグやカーペットの上では使用できませんが…。
3. 突っ張れ!突っ張り棒
突っ張り棒は壁と壁に対して摩擦力を働かせて固定する棒のことです。長さや太さは様々で、耐荷重についても相応のものがあります(50kgを超える耐荷重の物がありますが、その場合壁の耐久を考えないといけませんね…)。クローゼットに追加のハンガーポールとして、空き箱を載せる台として、カフェカーテンを通すポールとして、使い道もアイデア次第です。耐荷重と設置できるスペース(長さ)に注意して使用しましょう。
4. 犬猫飼いには必須!絨毯にはコロコロ粘着ローラー!
絨毯やカーペットの掃除にはコレが欠かせません。ペットを飼われている方にはお馴染みの道具だと思います。掃除機では回収できない、カーペットの繊維に絡まった毛髪や細かいゴミを粘着力で取り去ることができます。100円ショップのものよりはもう少しお値段が張る商品の方がなめらかに回ってくれます(と思います)。
これらのグッズはあるとより片付けが捗りますが、まずは自分が持っているボックスやケースを把握して、元々の収納力の範疇で片付けを進めてみることをオススメします。自分で自分の部屋を説明して、それを「モノが散乱している」だとか「片付いていない」と主観で表現できるのならストレスの上昇につながり、「リラックスできる」と言えるのならストレスは減少するという研究結果もあります[1,右コラム]。自分が心地よく感じるレベルまで、まずは片付けてみましょう!
[1] Saxbe DE et al. (2009) No Place Like Home: Home Tours Correlate With Daily Patterns of Mood and Cortisol. Pers. Soc. Psychol. Bull. 36(1), 71-81. https://doi.org/10.1177/0146167209352864
私の部屋がきちんと整理整頓されているか、なかなか友人の部屋と比較する機会もないので、自信を持って「片付いている」と声に出すことはできません。しかしこの自信がどうやら精神的安定性に関わってくるようです。
Saxbe博士らは60人の主婦に自身の家のセルフツアーガイドをしてもらいました。そうすると、自身の部屋を「片付いていないのよ」や「ストレスがたまります」とネガティブ表現するグループと「リラックスできます」あるいはありのままの表現でポジティブに表現するグループに分かれました。
ツアー後に被験者のコルチゾール量を調べてみると、ネガティブな前者では一日中コルチゾールレベルにあまり変化がなく、ポジティブな後者ではコルチゾール量に一定の周期が見られました。コルチゾールは「ストレスホルモン」ともよばれ、この量に変化がないと慢性的にストレスを抱えていることになります。実際に前者では鬱傾向が見られたそうです。
皆さんも自分の部屋は「リラックスする場所だ」と自信を持って言えるように片付けを進めてみませんか?