まず片付けるべきは床の上です。床の上にモノが散乱した状態で収納からモノを取り出して整理しようものならば、様々な種類のモノが雑多になって混乱しますし、なによりモノを踏んだり、モノで滑ってしまう危険性があります。特に布や紙の下に金属製の小物が隠れていて、踏んづけて怪我を負う、ということがないように、床には可能な限りモノを置かないようにしましょう。また、空のペットボトルやお菓子の袋が床に転がっているのは衛生的にみても最悪と言えるでしょう。何より、ほとんどのモノにとって、床は本来あるべき場所ではありません。しかし机やアルミラックは床の上に位置していますし、布団は床の上に敷くモノです。そこで簡単な基準をひとつ作りましょう。
それは、淀みなく掃除機がけを終えることです。
掃除機を掛けている途中にモノがつっかえて、一度掃除機を止めてモノを片付けて、掃除機を掛けてまたつっかえて、と繰り返していたらキリがありません。はじめから床にモノを置かなければ掃除機を止めることなく掃除を終えることができます。
ただし、掃除は「上から下へ」が大原則、床掃除を終えた後にホコリかぶった机の上を掃除すると、ホコリが床の上に落ちてしまいます。なので正しくは「床に置かれているモノを片付ける」が最初の作業になります。床の上に何も無い状態がキープされることで日々の床掃除は机等を拭き上げた後に掃除機やフローリングワイパーで済ませることができます。