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知っておきたいスライドデザインの基本: イントロダクション

数々のプレゼンのために準備する無数のスライド... デザインまで意識できていますか? ちょっとした基本を抑えるだけで聞き手も話し手も助かる資料になります! このガイドではそんなスライドデザインの基本と便利テクニックを紹介します。

「なぜか僕の発表の時だけ、みんなスマホをいじってるんだよね...」

「せっかく面白い研究成果を発表しているのに、なんでみんな寝てるの!」

「僕のプレゼン、聞いてました?(ぜんぜん内容伝わっとらんやん...)」

 

これ、もしかしたらあなたの発表にも問題があるかもしれません。

発表のメインツールである「スライド」にひと工夫加えて、聴衆を引き込むプレゼンにしませんか?

このガイドの作者

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Tsukasa Ryu
連絡先:
本ガイドは図書館TA(Cuter)として勤務した際に作成したものです。

勤務期間: 2020年5月〜
作成時身分:大学院生
作成時所属:九州大学大学院生物資源環境科学府生命機能科学専攻水産分野

海が好きな元インターナショナルスクール生です。競技ヨーヨーの選手もやっています。

スライドデザインを意識できているか?

そもそも、なぜスライドデザインにこだわる必要があるのだろうか。

 

発表においてスライドデザインが直接的な評価項目となっていることは少ない。ではこの場合スライドデザインは発表内容の二の次とされ、発表の準備をした上で「余裕があったら」作りこむおまけ的な扱いでいいのだろうか?

そんなことはない。スライドデザインを意識することには明確なメリットがいくつもあるのだ。

 

まず第一に、良いスライドデザインは人の興味を惹きつけ、維持する上で絶大な効果を発揮する。興味を持ってもらうことはコミュニケーションの重要な要素である。逆に悪いスライドデザインだと、興味をもってもらえず聴衆の集中力が削がれてしまい、内容が伝わらないことにつながる。聴衆に内容が伝わらなければ、それは双方にとって時間と労力の無駄なのでむしろ発表をしない方がいい

さらに、悪いスライドデザインはイメージにも影響する。例えば雑なデザインだと「詰めが甘い」「手抜き」「考えがまとまっていない」などのイメージをもたれても仕方がない。これは気づかぬうちに発表内容や発表者自身が軽視されてしまうことに繋がりかねない。

発表の流れに沿って作られたスライドデザインは、見る人の注意を維持するだけでなく、発表者にとっても発表のガイドとなる。例えるなら、手術室で「メス」と手を差し伸べたら手にメスが置かれる、といった具合に欲しいものが欲しい時にでてくるようなもの…かもしれない。