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★手計算とRで学ぶ統計学: 実践!データ分析

「なぜ統計学が必要か」という問いをひもとき,実践を通じて読者の方と統計学の心理的距離を縮めるガイドです。

この章の目的

この章では,これまでに紹介してきたデータ分析方法を用いて分析を行う一連の流れ (サンプルサイズ設計〜レポート・論文への記載) をRのソースコードを用いて紹介します。

○注意事項
検定結果の書き方は心理学などの社会科学分野において求められるものを採用しています。
実際にレポートや論文を書く際は,担当教員の指示や雑誌の投稿規定に従ってください

○サンプルサイズ設計の結果の書き方
サンプルサイズ設計を行った場合は,方法の参加者の人数を書くセクションに使用したツール (必要な場合は引用も),検定の種類,設定したパラメータを必ず記載しましょう。

○分析に使用したデータのダウンロードについて
分析中で使用したデータは,すべてこのガイドからダウンロードすることができます。
下図のようにそれぞれの分析の「事例とデータの構造」タブの下側にcsvファイルをダウンロードできるリンクを掲載しています。自分で分析を行う際は,csvファイルへのリンクをクリックしてダウンロードしてください。

○論文,レポートへの結果の書き方 (分野共通)
分析の結果を論文やレポートに記述する際は検定の目的,種類,検定結果の概説をまず文章で書きます。そのあと,平均値や標準偏差などの記述統計量を報告し,カッコの中に統計検定量,自由度,\(p\)値,効果量およびその信頼区間などを記載します。